記者派遣

時事通信社神戸総局長 兵庫高で講演 調査報道などを解説

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 NIE活動の一環として、神戸市長田区寺池町1の兵庫高校で10月4日、時事通信社神戸総局の丸山実子総局長が「調べ、まとめ、伝える」と題して講演した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。調査報道などについての話に、2年生約280人が聞き入った。

 講演は、生徒たちの探究学習に生かしてもらうのが狙い。丸山総局長はコロナ下、高齢者の要介護度が悪化したという同社の全国調査を基にした記事を紹介。「まず結論を明確に伝える」「データなど根拠を示す」と説明し、「結論ありきではなく、調査の過程を大切にしよう」と呼び掛けた。

 生徒の田中喜揮(よしき)さん(16)は「結論を数字で示すなど、具体性が大切と分かった」、高橋美帆さん(17)は「調べてまとめる方法を詳しく知れた。探究学習に取り入れたい」と話した。(三好正文)=7日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]各教室のモニターを通じ、時事通信・丸山実子総局長の話を聞く生徒たち=神戸市長田区寺池町1、兵庫高校

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