県NIE推進協議会会員の新聞・通信社で6月、人事異動があり、読売新聞神戸総局長が西村泰輔さんから曽根文朗さんに交代した。人となりを自己紹介で―。
読売新聞神戸総局長 曽根文朗
19年ぶりの神戸勤務
神戸に赴任するのは19年ぶりになります。前の神戸勤務は1999~2002年。阪神大震災で家を失った人たちが暮らした仮設住宅がまだ残り、街には更地が目立っていました。一方で、地下鉄海岸線開業やサッカーW杯、王子動物園に来たパンダなど、明るい話題も取材しました。
着任後、神戸総局の書庫をのぞくと、当時の記事を貼ったスクラップブックが残っていました。新聞は、ネットやテレビに比べて記録性に優れ、テーマごとに記事をスクラップしておけば、何があったかを時系列に沿って読み返せる利点があります。過去の記事は、図書館やデータベースでも読むことができます。
手前みそですが、激動の時代だからこそ、日々の出来事の記録が詰まった新聞を手に取っていただく意義はあると考えています。どうか、よろしくお願い申し上げます。