新聞の読み方や新聞の持つ表現力を学ぶ授業が6月25日、神戸市西区伊川谷町長坂の伊川谷高校であり、コミュニケーション類型の1年生30人が参加した。
同校は2021年度、日本新聞協会のNIE実践指定校に内定している。授業は、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
三好アドバイザーは、伝えたいことから書く「逆三角形」など記事のスタイルや、事実関係を伝える本記や雑感、解説記事など、さまざまな伝え方があることを紹介。「見出しと前文を読めば、必要な情報がざっと分かる」「興味が広がれば、各面の関連記事を探そう」と呼び掛けた。
生徒たちは、実際のインタビューの音声を聞いて記事に盛り込む事柄を考えたり、見出しをつけたりした。
桃下栞奈さんは「写真や表を入れ、読みやすいよう工夫しているのが分かった」、福木心海(みうな)さんは「新聞をもう少し読んでみたいと思った」と話した。
生徒たちは「朝の読書の時間」でも本紙を活用し、今年の「ひょうご新聞感想文コンクール」(神戸新聞社主催)にも応募する。=26日付神戸新聞朝刊神戸版
[写真説明]三好アドバイザーの話を聞く生徒たち=伊川谷高校
新聞の特長のひとつ「網羅性」を知ってもらうため、生徒たちに自宅で、25日付神戸新聞朝刊から新型コロナ関連の記事を探してもらった=関連記事は32本でした。
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。