記者派遣

「見出し、難しかった」 毎日新聞記者が出前授業 尼崎・立花南小110人

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 NIE(教育に新聞を)の一環として、尼崎市三反田町の市立立花南小で6月25日、毎日新聞阪神支局の中村清雅記者(37)が、出前授業をした。6年生約110人に新聞の構成や紙面の作り方などを解説した。

 授業では、中村記者が毎日新聞には政治、経済、社会、地方支局などの取材部門があり、日々出稿される記事や写真を、編集部門で整理して紙面を作っていることを紹介。2005年のJR福知山線脱線事故の紙面を素材に、児童たちに見出しを考えてもらうワークショップも行った。

 岩崎彩心(あこ)さんは「記事の大事な部分を抜き出して見出しにするのは初めてで難しかったけど、勉強になった」、三宅陽太さんは「これまでは新聞のことを学ぶ機会がなかったが、分かりやすく教えてもらえた」と話した。=26日付毎日新聞朝刊阪神三田版

[写真説明]自分たちで考えた見出しを発表する児童たち=尼崎市三反田町の立花南小で

 児童の感想 田中月渚(るな)さん「『見出しは内容を説明するものでない方がいい』と知った。新聞作りに生かしたい」、江藤優和さん「新聞社はいろんな部署で新聞を作っていることを知って興味が深まった」

※同校は本年度、日本新聞協会のNIE実践指定校に内定。「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。