NIE(教育に新聞を)の一環として、西宮市立浜脇中学校で1月22日、毎日新聞阪神支局の稲田佳代記者が「新聞記事ができるまで」と題して全校生徒に出前授業をした。新型コロナウイルス感染防止のため、代表の生徒9人の前で話す様子を撮影し、その他の生徒約680人は各教室のモニター画面を通じて同時視聴した。
授業では、稲田記者が過去に取材した東日本大震災や社会問題の記事を基に、取材方法や原稿の書き方を紹介した。続いて、生徒からの質問にも回答。「取材に新型コロナの影響はあったか」「記者をしていて楽しいことは」との問いに、「外出自粛で家庭の中に問題が潜んで外から見えにくい状態となった。専門家に聞き、統計を手掛かりに取材した」「いろいろな人から貴重な話を聞かせてもらえること」と話した。終了後は、「一つの記事にたくさんの人が関わっていることを初めて知った」などの感想が寄せられた。【岸桂子】=23日付朝刊毎日新聞阪神版
[写真説明]新聞記者の仕事について説明する稲田記者の話を、各教室にある大型モニターを通して聞く西宮市立浜脇中の生徒たち
生徒の感想 永倉慎一朗さん(2年)「新聞記者に必要なスキルは『好奇心』と聞いて心に残った」、泉祐希さん(2年)「読者に情報をしっかりと伝えるため聞きづらいことも聞く姿勢に感銘した」
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。