記者派遣

コロナや震災取材 体験語る 神戸・六甲アイランド小 神戸新聞記者が授業

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 NIE(教育に新聞を)活動の一環として、新聞社と新聞記者の仕事を学ぶ授業が1月21日、六甲アイランド小学校(神戸市東灘区向洋町中2)であり、5年生53人が参加した。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。講師を務めた神戸新聞報道部の太中麻美記者は、事件・事故や行政ニュース、動物園や学校の話題など、さまざまな出来事を取材する記者の仕事について紹介した。

 新型コロナウイルス感染症の報道については「読者に安心情報を届けるため、クラスター(感染者集団)の状況や、拡大防止策などを詳しく取材している」と説明。また、17日に発生から26年を迎えた阪神・淡路大震災の現場写真を見せながら、「災害の記録」を次代に伝える意義を強調した。

 授業の後は質疑応答も。越智爽介君は「取材を工夫して多くの記事を生み出す話に興味を持った」、武田春香さんは「小さな記事にも大切な情報が詰まっている新聞に興味を持った」と話していた。(三好正文)=22日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]新聞記者の仕事について学ぶ児童ら=六甲アイランド小学校

 ※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。