記者派遣

情報の扱い方学ぶ 時事通信神戸総局長らがオンライン授業 神戸高塚高校

koubetakatukakou.jpg

 情報の扱い方や新聞の役割を学ぶ授業(録画)が神戸市西区美賀多台9、神戸高塚高校1年生200人に配信された。時事通信社神戸総局の丸山実子総局長と、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。授業は新型コロナウイルス感染防止のため、テレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で録画したものを使用。生徒たちが視聴し、夏休みの課題の新聞を活用したワークシート作成に役立てる。

 丸山総局長は香港の国家安全維持法のニュースを通し、「情報の取り扱いで最も重要なのは確認作業。一人より二人、より多くの人に話を聞き事実を追い求めることが必要だ」と説明した。三好アドバイザーは新型コロナ報道を例に、「新聞の特長は記事の網羅性や一覧性。新聞で社会とのつながりを感じてほしい」と呼び掛けた。=8月3日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]情報の扱い方について解説する時事通信社神戸総局の丸山総局長

 生徒の感想 原山千鶴さん「通信社は海外のニュースを日本に教える役割を持っていて、それも世界中にあって驚いた。SNSで情報を得るときに出典はどこか調べようと思った」、山本優さん「世界のニュースは時差を考えて送るのがすごい。大変だなとも思った。相手国との人間関係を保たないといけないと聞いて、日々努力していると思った」、木下倫加さん「得られたことは『正しい情報をしっかりと得てから意見を発信することの大切さ』です。ネットには事実を分かった上で人を傷つけないよう接したい」、安藤優人さん「記事ができるまでに多くの人が関わっていることや、情報を取るまでに大変な苦労があったり、本当のことかしっかり確認しなければならないと気づいた」

 ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。