NIE(教育に新聞を)の一環として、共同通信神戸支局の小島鷹之記者が1月23日、姫路市豊富町御蔭の豊富小学校で「新聞を使った調べ学習」と題し、5年生88人に授業を行った。
同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。授業は4、5人の班に分かれ、「こども新聞」各紙から気になる記事を選ぶ。分からないことや記事の背景にあるものを、ネットや本、アンケートで調査。模造紙に記事を貼り付け、調べた内容を書き込む―という手法。
「『しょうがい者』は障害者と書くか、障碍者と書くか」の記事を選んだ班は、児童50人に「障碍」という字を知っているかアンケートし「相手の気持ちを考えて適切に使い分けることが大事」とまとめた。
村前美月さんは「みんなで記事を選んで調べるのが楽しかった」、福原令捺さんは「班ごとに興味のある記事が違って面白かった」と話した。(三好正文)=24日付神戸新聞朝刊姫路版
[写真説明]調べ学習についてアドバイスする小島記者=姫路市豊富町御蔭
児童の感想 西尾啓介君「実際に記者の方の話を聞くことができてうれしかった」、小野拳士君「気になったことをいろいろな方法で調べた。新しいことが分かってうれしかった」