記者派遣

「まずはパラパラめくって」産経新聞総局長が授業 神戸・六甲アイランド小

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 教育現場での新聞の活用を目指すNIE活動の一環として、神戸市東灘区の市立六甲アイランド小学校で1月21日、産経新聞神戸総局の篠田丈晴総局長が「新聞の読み方と舞台裏」をテーマに本紙朝刊を教材に用いた授業を行い、5年生の児童約60人が聞き入った。

 同校は今年度から日本新聞協会のNIE実践校に指定されている。

 篠田総局長は新聞を読み慣れていない子供が増えていることを踏まえ、「全部読まなくてOK。ざっと見れば、その日にどんなニュースがあるのかつかめる。まずはパラパラめくり、目に留まった記事から読めばいい」と呼びかけた。

 また、関心のある分野の記事を切り抜いてスクラップする習慣をつけると学習にも役立つと指摘。「なぜこの記事を切り抜いたかなど、理由や感想を書き添えておくと記憶にも残りやすい」などと勧めた。=22日付産経新聞朝刊神戸版

[写真説明]授業では本紙朝刊を使いながら新聞の読み方を学んだ=神戸市東灘区の市立六甲アイランド小学校

 児童の感想 山根勇雅君「新聞は写真やグラフを使っていて読みやすい。新聞に興味を持った」、谷口苺花(いちか)さん「新聞製作に大変手間がかかっていることが分かった。今日の新聞では新型肺炎の記事が気になった」