記者派遣

災害時の役割や制作秘話を紹介 読売新聞記者が授業 神戸・向洋小

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 教育現場での新聞活用を進める県NIE推進協議会は1月9日、神戸市東灘区の向洋小で新聞記者による出前授業を開いた。読売新聞大阪本社の伊東広路記者が講師を務め、5年生約120人に読売KODOMO新聞の読み方や、災害時の新聞の役割を解説した。

 同校では、国語や社会の授業で記事の要約など新聞を活用。この日は、伊東記者が見出しの付け方や写真の効果、記事をわかりやすくする方法を説明した。また、阪神大震災や東日本大震災での新聞制作にまつわるエピソードも伝えた。

 萩山礼温君(11)は「大事な文章に線を引いたり、『なるほど』と思った気持ちを大切にしたりするコツを勉強できた」と話していた。=10日付読売新聞朝刊神戸明石版

[写真説明]読売KODOMO新聞の読み方について伊東記者(左)から説明を受ける児童ら(神戸市東灘区で)

 児童の感想 為近大貴君「新聞を作る際の工夫や苦労が分かった。スポーツ面やテレビ面以外も読もうと思った」、青田愛未(まなみ)さん「記者は読者に分かりやすく―を第一に考え、記事を書いていることを知った」