2年生文系生徒100人が「総合的な学習の時間」で取り組んできた「REBORN・PROJECT」の成果発表会をご覧いただいた。
生徒が地域課題を探し、解決策を考え、地域に発信していく取り組みだ。地域課題を探す中で、生徒が2人一組のペアを組んで、4カ月分の新聞から地域課題に関する記事をリストアップするという取り組みを行った。新聞を1面から終面までめくったことのない生徒もいる中で、新聞から情報収集し、新聞を通して地域と全国の現状に触れることができたと感じている。
そして、生徒たちは、自分たちの解決策をポスターにまとめ、地域の方々に発表を聞いていただいた。緊張しながらも一生懸命発表する姿からは、誰かに伝えたいという姿勢が強く表れていた。
その後の研究協議では、考えたアイデアを「誰が」「どのように」実現していくのかが次の課題になるとのご指摘をいただいた。今後も、自分たちの地域や社会の問題に「自分ごと」として関わっていけるような生徒の育成が必要だと感じる。そのためにも、新聞を通じて社会・地域を見つめ、自分の世界を広げていく指導を続けていきたい。
大石昇平(津名高等学校教諭)(11月29日)