記者派遣

表現の幅、発信力高めて 産経新聞記者 三田西陵高校で授業

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   教育現場での新聞の活用を目指したNIE活動の一環として、三田市の県立三田西陵高校で10月31日、産経新聞神戸総局の河合洋成記者が1年生約200人に対し、「自分の考えを表現する」をテーマに新聞を使った特別授業を行った=写真。

 同校では、生徒らの文章力向上を目指して小論文講座を企画。新聞記事などを参考に書くことへの関心を高めようと、特別授業を開くことにした。

   河合記者はこの日、体育館に集まった生徒に配られた本紙朝刊などをもとに講演。事実を伝える新聞記事と自分の考えをまとめる小論文の違いを比較しながら、文章の書き方を解説した。そのうえで、新聞を読んで多様な意見を知ることで表現の幅を広げられると説明。「匿名ではなく、責任を持って書くことが信頼につながる。書く力をつけて、自らの発信力を高めてほしい」と強調した。=11月1日付産経新聞朝刊神戸版

 生徒の感想 藤澤ムアさん「『まず、大事と思うところをズバリ書く』という言葉が心に響いた」、井尻夏澄さん「間違った内容の文を書くと信用を失うのだとあらためて思った」