セミナー・発表会・公開授業

【寄稿】尼崎・大庄北中 公開授業を終えて 

 活発な話し合いができる良い工夫はないものかと模索していたところ、NIE 全国大会宇都宮大会で、ことばの貯金箱「夢」プロジェクト代表、渡辺裕子先生の「つぶやきNEWSッス」に出合った。このワークショップに参加し、早速私の学校でやってみたい!と思ったことから、NIE公開授業をさせていただくことになった。
 さて、この授業するにあたって最も注意したことは時間配分である。記事の紹介。つぶやき。 対話 。活動の振り返り。以上の活動を適切な時間で、なおかつ授業時間内にすべて終えられるかどうか。それによって学びの質が大きく左右されると考えたからだ。
 まず初めに、授業の「めあて」「ゴール」を明確にし、授業の流れを提示する。この活動は何のためにするのか、どのように進めるのかがあらかじめ分かっていれば、生徒たちの取り組む姿勢も変わる。
 新聞を使った今回の授業は、話し合いも活発になり、考えを深めあうことができたと実感しているが、決められた教科の時間数の中で新聞を使用することの課題を克服しなければ広がらないと痛感した。これからも新聞を活用しながら、生徒たちが学ぶ喜びと楽しさを実感できる授業作りを模索していきたい。
中嶋 勝(尼崎市立大庄北中学校主幹教諭)(9月27日)