セミナー・発表会・公開授業

記事を持ち寄り意見交換 尼崎・大庄北中 国語の公開授業

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 NIE(教育に新聞を)活動の一環として、興味のある新聞記事を持ち寄り、感想や意見を出し合って対話を深める国語の公開授業が9月13日、尼崎市大庄北1の大庄北中学校であり、3年生34人が参加した。

 尼崎市教委の「マイスター教員による公開授業研修講座」と兵庫県NIE推進協議会の共催。同校は2018年度から日本新聞協会のNIE実践校に指定されている。

 授業は、中嶋勝主幹教諭(56)が担当し、新聞を通じてメディアリテラシーを学ぶ計7回の授業「情報を読み解く」のうち3回目として行われた。生徒は4人一組の班に分かれ、いじめ自殺やあおり運転、熱中症対策など、自分が気になった記事を口頭で紹介。記事を模造紙に貼り付け、余白に各自が共感や驚き、疑問などの「つぶやき」を書き込んだ。最後に、自分が選んだ記事に書かれた「つぶやき」を読み返し、あらためて考えを班内で発表した。

 橘花音(かのん)さん(14)は「一人一人違う意見を持っていて、それをみんなで共有することは面白いし、とても大切だと思った」と話した。

[写真説明]模造紙に共感や疑問などの「つぶやき」を書き込む生徒たち=尼崎市大庄北1

 生徒の感想 佐野風菜(ふうな)さん「みんなの意見を聞いて自分が選んだ記事を深く考えることができた」、廣瀬幸喜さん「自分が選んだ記事の5W1Hなど内容を明確に伝えるのが勉強になった」