記者派遣

取材や紙面制作 毎日新聞記者が講演 猪名川・中谷中

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    新聞を学校の教材に活用するNIE(教育に新聞を)活動の一環として、猪名川町立中谷中(同町原)で9月4日、毎日新聞阪神支局の井上元宏記者(44)が講演した。全校生徒約140人が取材や紙面制作の体験を聞いた=写真。
 県NIE推進協議会の記者派遣事業。井上記者は初任地の大分で2002年にあったサッカー・ワールドカップ(W杯)を振り返り「試合だけでなく、海外ファンとの出会いが貴重だった。多様な側面を取材できるのが記者の楽しさ」と語った。阪神大震災(1995年)の被災者取材について「私自身は震災を体験していない。阪神大震災のことを知ろうとする姿勢が大切だと感じている」と話した。
 紙面制作の編集会議の様子も写真で説明。講演を聞いた同中3年、西口紗織理さん(14)は「様々な人が関わって紙面が作られるのはすごいと感じた」と話した。同中3年、北垣平悟さん(15)は「読みやすさを考える姿勢が伝わった。新聞をしっかり読みたいと思いました」と話した。=5日付毎日新聞朝刊阪神版

 生徒の感想 麻生大地さん(3年)「記者がどんな気持ちで記事を書いているかが分かった。W杯での外国ファンの取材の話に興味をもった」、奥田華梨(かりん)さん(3年)「神戸から東日本大震災の被災地へ、海外も含め全国から集まった手紙を送る運動を取材した話が興味深かった」