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教育に新聞 活用法探る 近畿NIEフォーラムに90人 大阪

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 教育現場での新聞の活用を探る「第9回近畿NIEフォーラム」(日本新聞協会など主催)が8月20日、大阪市北区の朝日新聞大阪本社で開かれた。近畿各府県の教員や学生ら約90人が現場での実践に触れ、新聞を使ったワークショップ「まわしよみ新聞」に参加した。このうち兵庫からは約35人が参加した。

 兵庫県NIE推進協議会の秋田久子会長が挨拶。実践発表では、養父市立建屋(たきのや)小学校の安本由香教諭が、ゲームを通じて英語を学ぶ授業「イングリッシュマラソン」を紹介。英字新聞を切り抜いて英単語を完成させたり、指定されたアルファベットを見つけたりする取り組みを通じて「英語への苦手意識が、楽しむ気持ちに変わってきた」と話した。
 「まわしよみ新聞」のワークショップを前に、日本新聞協会NIEコーディネーターの関口修司さんが「新聞読み比べの勧め」と題して講話。「まわしよみ新聞」は、気になる記事を切り抜いて壁新聞を作る過程で、話題を共有する。発案者で「NPOまちらぼ」代表の陸奥賢さんが指導。参加者は班に分かれ、全国紙やブロック紙、地方紙から興味のある記事を紹介し合い、壁新聞にまとめた。
 姫路市立朝日中学校の佐伯奈津子教諭は「さまざまな世代の人と話し合うことで気づくことが多い。子どもたちにとっても、新聞をめくるだけで新たな発見があると思う」と話した。

[写真説明]「まわしよみ新聞」のワークショップに取り組む参加者=大阪市北区中之島2