ひょうご震災記念21世紀研究機構(理事長・貝原俊民前県知事)は28日、災害への備えや発生後の対応をまとめた手引書「災害対策全書」を5月に出版すると発表した。地震や水害のほか、大規模事故やテロなど人為的な災害も想定。外国語への翻訳も検討しており、阪神・淡路大震災後の教訓を国内外に発信する。
ひょうご震災記念21世紀研究機構(理事長・貝原俊民前県知事)は28日、災害への備えや発生後の対応をまとめた手引書「災害対策全書」を5月に出版すると発表した。地震や水害のほか、大規模事故やテロなど人為的な災害も想定。外国語への翻訳も検討しており、阪神・淡路大震災後の教訓を国内外に発信する。
皆さんから募集していた「震災時にあなたが励まされた歌」。
たくさん投稿いただき、本当にありがとうございました。
遅くなりましたが、寄せられた歌を発表したいと思います。
(注)曲名や歌詞は、すべて投稿者から寄せられた原文に基づいています。
コミュニティーラジオを活用し、途上国の地域防災力向上を図る英語版ハンドブックを、国際防災研修センター(神戸市中央区)と世界コミュニティラジオ放送連盟日本協議会が制作した。阪神・淡路大震災で、地域の放送局が住民同士の助け合いの核になった経験を踏まえ、身近なラジオ放送を防災に役立てるノウハウを、世界に伝えることを目指している。
激痛を伴う病気と闘う日常を大阪弁で短歌に詠み、かな書道で表現する書道家尼崎ゆらさん(ペンネーム)=芦屋市=が、23日から神戸市中央区栄町通1、Yスクエア神戸で、初の震災展を開く。あの日の恐怖や喪失感、助け合いを、倒壊家屋の写真などに、書でしたためた14点を展示する。
阪神・淡路大震災で被災した若者2人が、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として中米・エルサルバドルで防災意識の普及啓発に取り組んでいる。同国は風水害に見舞われることが多く、昨年は暴風雨で死者も出たが、災害への備えは不十分。2人は主に子どもたちへの防災教育に取り組んでおり、「阪神・淡路の教訓を伝えたい」と奮闘している。
阪神・淡路大震災を教訓に、地震への備えの大切さを子どもたちに知ってもらおうと、淡路市内の元小学校教諭や主婦らが防災紙芝居を制作した。合併前の旧5町ごとに写真や説明内容を変えた5種類。倒壊した家屋や救出される住民の写真などを盛り込み、地震の恐ろしさを訴える。
兵庫県職員の4人に1人が阪神・淡路大震災後に採用され、職員として震災を経験していないことが県のまとめで分かった。震災当時、現場で指揮を執った課長級以上の大半は退職し、年々震災経験のない職員の割合が増加、組織内の教訓の伝承が急務となっている。県は中堅研修に経験者の講演を取り入れるなど対策に乗り出した。
ブログを見て、これまでにコメントをくださった方々に、
大変遅ればせながら、返信コメントをさせていただきました。
ありがとうございました。
そして、遅くなりましたことをお詫びいたします。
約9万人の死者・行方不明者を出した中国の四川大地震で、最大の被災地となった四川省北川県に今年末、「北川地震記念館」が完成する。被災した住民は新しい町に集団移転したため、倒壊した地区の建物をほぼそのままの形で保存、展示する世界でも例のない"震災遺跡"となる。阪神・淡路大震災の教訓を世界に発信する兵庫県内の取り組みが、構想のモデルになった。
6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災は17日、発生から丸16年を迎え、神戸市中央区の東遊園地をはじめ、各地で追悼行事が営まれた。涙を流し、手を合わせる女性。孫の手を引き訪れた老夫婦。登校前の高校生は制服姿で参加した。あの日を思わせる寒風が吹き抜ける。鎮魂の灯りを揺らす。地震が起きた午前5時46分に合わせ、記憶の中で生きる大切な人に祈りをささげた。「絶対に忘れないよ」。被災地の夜が静かに明けた。
震災16年ブログやホームページを通じて、
皆さんから募集していた「震災時に励まされた歌」は、
受け付けを終了しました。
寄せられた曲は後日、
このブログで紹介させていただきます。
県内外からたくさんご応募いただき、ありがとうございました!
武庫川の中州(宝塚市武庫川町)に石を積み上げて造った「生」の字が16日、同市内で阪神・淡路大震災の犠牲になった人の数と同じ118(同市発表)の懐中電灯でライトアップされた。
1月17日午前5時46分。
今年も、神戸・東遊園地で犠牲者への祈りをささげてきました。
幸い、空は晴れて雪も降りませんでしたが、
肌をさすような厳しい冷え込み。
編集局社会部が皆さんから募集している、
「震災時に励まされた歌」。
これまでに、
県内外からさまざまなエピソードとともに投稿いただきました。
本当にありがとうございます。
その中の1つが、16日朝刊に掲載されました。
阪神・淡路大震災の犠牲者の冥福と被災地の復興を祈り、17日から須磨寺(神戸市須磨区)で始まる17回忌「追悼・復興祈願法要」で使われる「砂曼荼羅」の制作が大詰めを迎えている。ネパールの僧侶6人が16日夕の完成を目指し、仏の悟りを表す模様を約3メートル四方の板に砂で描いている。
1月17日を前に、
今年も社内各フロアに、ボードが掲げられました。
これを見るたびに、「1年」という時の流れのはやさを実感し、
忘れることのないあの記憶がよみがえり、
そして、命の尊さ、防災への思いを強くします。
大学4年生のとき、阪神・淡路大震災で亡くなった村田恵子さん=当時(21)=の遺品を展示するコーナーが14日、母校の武庫川女子大中央キャンパス図書館(西宮市)に開設された。両親が同日、同大を16年ぶりに訪れ、指導教授らとともに、恵子さんをしのんだ。
阪神・淡路大震災をきっかけにボランティア活動に取り組んできたフリーアナウンサー有光るみさん(43)=神戸市兵庫区=が、被災地で16年間感じてきたことを盛り込んだ歌をつくった。タイトルは「今 ここにいる奇跡」。歌詞には「地震」や「被災」といった言葉をあえて使わず、親しみやすいバラード調の曲に乗せた。「歌を通じて当時の思いなどを伝えていきたい」と有光さん。震災をテーマにした16日の催しで初めて披露する。
阪神・淡路大震災など国内外の災害被災地で書かれたメッセージ入りオブジェ「シンサイミライノハナ」約1万本が15~17日、神戸市中央区の東遊園地など9カ所で飾られる。20代前半の若者たちが、震災被災地のほか兵庫県佐用町やインドネシアなどを訪ね、メッセージを集めた。家族を失った悲しみ、助かったことへの感謝、強く生きる決意などの思いが、震災16年を迎える神戸を包む。
自らも阪神・淡路大震災で被災し、中国・四川大地震(2008年)、ハイチ大地震(10年)の被災地支援を続ける中国江蘇省蘇州出身の歌手李広宏さん(49)=西宮市=のコンサートが14日午後7時から、同市高松町、市プレラホールで開かれる。李さんは「千の風になって」を日本語と中国語、ハイチ公用語のフランス語で披露する。
阪神・淡路大震災で自宅が全壊し、長男忠宏君=当時(10)、小学4年=を亡くした兵庫県立西宮高校の和泉喜久男校長(60)が11日午前、始業式で、震災体験を語った。1年前の始業式で、忠宏君を亡くしたことを初めて明かしたが、ひとこと触れるのが精いっぱいだった。今年は春に定年を控えている。「今伝えなければ」。息子を失った喪失感や周囲の多大な支え。そして、何より大切な命。震災当時、幼かった生徒たちに語り掛けた。
あの日、20歳。夢半ばで絶たれた命がある。16年前、「成人の日」の2日後に阪神・淡路大震災が起きた。音楽に情熱を傾けた学生。「先生になりたい」と父に語った息子。きょう、各地で成人式がある。「命を大事に、今を懸命に生きて」。遺族はそう願う。
阪神・淡路大震災後、神戸市長田区で進められている「新長田駅南地区復興市街地再開発事業」(20・1ヘクタール)で、事業主体の神戸市が再開発ビルの空き店舗対策として、2007年度以降で計45店舗に対し、約3億円分の内装工事費を肩代わりしていたことが分かった。
手記や紙芝居などで阪神・淡路大震災の教訓を伝えようとする自作の震災資料が、「人と防災未来センター」(神戸市中央区)に寄せられている。被災者が寄贈する資料はこれまで遺品や被災した物品が中心だった。震災から16年がたとうとし、寄せられる資料も減っている中、同センターは「経験や思いを形にして預けてもらえれば」としている。
阪神・淡路大震災で弟を亡くし、自らも足に障害が残った西宮市の長岡照子さん(84)が、人と防災未来センター(神戸市中央区)で語り部活動を続けている。悲しみを振り切るようにボランティアに打ち込んできたが、昨年、震災で障害が残った人たちが集まる場に初めて参加。同じような境遇に心が癒やされた。支え、支えられた16年。センターを訪れる子どもたちには「つらくてもきっといいことがある。だから生き抜いてほしい」と訴える。
みなさんは七草がゆは食べましたか? 本当に寒い一日でしたね。
編集局では「励まされた歌、曲」を募集していますが、今日は私自身の
エピソードを紹介します。
まだ震災間もないころ、
阪神・淡路大震災で壊れた掛け時計が、神戸市内で小料理屋を営む姉弟を見守っている。ノウハウを持たずに店を継いだのは1994年1月。激震で店は傾き、途方に暮れる中、がれきから父の形見が見つかった。文字盤が指した時刻は「5時46分」。再開した店に立て掛け、間もなく丸16年。初めての客には、「うちらが再出発した時間なんです」と答えている。
本年もよろしくお願いいたします。
今日から本格始動という方も多いのではないでしょうか。みなさん、どんなお正月を過ごされましたか?
さて、震災から丸16年を前に、神戸新聞紙上には震災に関する記事が増えてきました。
住民で組織する消防団に、地域の大学や専門学校に通う学生を受け入れる動きが広がっている。静岡県では県内の全大学で勧誘キャンペーンを展開。神戸市では昨年、学生が入りやすいよう条件を緩和した。地域防災の要となる消防団だが、団員は半世紀で半減し、高齢化が進む。消防庁も「若い力」の加入を奨励しており、各地の取り組みによって、この4年間で全国の学生団員は1.5倍に増えた。
阪神・淡路大震災による地滑りで34人が犠牲となった西宮市仁川百合野町にある「地すべり資料館」で15日、追悼コンサートが開かれる。2002年から毎年この時期に行われてきたが、主催メンバーや遺族らが高齢になり、準備や参加が難しくなってきたため、10回目の今回で幕を下ろす。出演は、震災で神大生だった弟を亡くしたゴスペル歌手森祐理さん=大阪市。悲しみを共有し生きる勇気をもたらす歌声が、震災から16年を迎える被災地に響く。
兵庫県教育委員会は2011年度以降、小中高校生向けの新たな防災教育教材を順次作成する。発生から16年となる阪神・淡路大震災の教訓を伝えるとともに、近年大きな被害をもたらした水害や台風など、さまざまな災害から「命を守る力」を身に付ける内容にする予定。11年度は小学生用の防災教育副読本を約15年ぶりに発行し、12年度には中学、高校生用の教材作りに取り掛かるという。
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