2026年1月アーカイブ

260128hamawakisyo5nenn.JPG神戸新聞アドバイザーが講師に

 新聞の役割や記者の仕事を学ぶ出前授業が1月28日、西宮市浜脇町5の浜脇小学校であり、5年生約100人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

  授業では、小学生向けの神戸新聞写真ニュースの昨年10月号~今年1月号からイチオシの記事を選んで発表してもらうグループワークを行った。児童たちはノーベル賞日本人ダブル受賞や2025年の漢字は「熊」、日本海のベニズワイガニ漁が解禁などを挙げた。カニが好きな子どもが多かった!

 三好アドバイザーは「最近の出来事について友達や家族と意見を交わし、『どうしたらノーベル賞がとれるのだろう』『クマ被害はどうしたら減らせるだろう』と考えてみよう」と呼びかけた。

 記者の仕事では「名刺1枚で誰にでも会え、今一番興味関心のあることを記事にできる、楽しい仕事」と話した。さらに、「戦争や地震や事故や犯罪から人命を守る。これ以上に大切な仕事はない」と強調した。

[写真説明]神戸新聞写真ニュースからイチオシ記事を発表する児童たち=浜脇小学校

※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。

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神戸新聞アドバイザーが講師に

 新聞の読み方を学ぶ出前授業が1月22日、西宮市浜脇町5の浜脇小学校であり、6年生130人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 三好アドバイザーは「ニュースの基本は5W1H」と説明。今月10日、西宮神社であった「福男選び」の記事を通し、5W1Hのうち「なぜ」「どのように」がなければ中身が薄くなることを知ってもらった。さらに「『どちらが』『どのくらい』も記事の大切な要素」と伝えた。

 ここ数カ月の神戸新聞写真ニュースや最近の出来事から、イチオシ記事を選ぶグループワークも行った。児童たちは、クマ被害やパンダの中国への返還、衆院解散、数日来の寒波などを挙げた。

 三好アドバイザーは中東情勢なども説明。「戦争はなぜ起きるのだろう。そして戦禍に苦しむ人々のため私たちに何ができるのだろう、と考えてみることが大切」と強調した。=1月26日付神戸新聞朝刊阪神版

[写真説明]神戸新聞写真ニュースからイチオシ記事を選ぶ児童たち=西宮市浜脇町5

 ■甲南小学校(1月21日、対象・4年生59人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが「阪神・淡路大震災31年」をテーマに授業を行い、「震災の記憶と教訓を語り継ぐことが何より大切。記憶の継承が難しくなる『30年限界説』をみんなで乗り越えよう」と訴えた。

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260120kounannsyo.jpg神戸新聞アドバイザーが講師に

 阪神・淡路大震災は1月17日、発生から31年がたった。21日、神戸市東灘区住吉本町1の甲南小学校で震災をテーマにした出前授業があり、4年生59人が参加した。当時、神戸などの被災地で取材した神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザー(65)が講師を務めた。「次の地震に備え、震災の記憶と教訓を次世代につなぐことが何より大切」と話した。

 6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災。神戸市東灘区では1469人、児童たちが多く住む、東隣の芦屋市では443人が亡くなった。

 当時、三好アドバイザーは神戸市の復興まちづくり担当記者だった。復興を急ごうとする市と、苦難の日々が続く被災者の意識の隔たりの中で、「毎日悩みながら記事を書いていた」と振り返った。

 あの日から31年――。令和に入って震度5強以上の地震は全国で41回起きている。1月6日に発生した、最大震度5強の島根・鳥取地震は記憶に新しい。「今、兵庫の人たちは次の地震に備えているか」と問いかけ、「災害は繰り返す。備えにゴールはない」と強調した。

 そして、「当時を知らない若者こそ、震災を語るべきだ。記憶の継承が難しくなる『30年限界説』を乗り越えよう」と訴えた。

[写真説明]「阪神・淡路大震災31年」をテーマにした出前授業=甲南小学校

※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。

姫路市立飾磨中部中学校(1月16日、対象・全校生約280人) 神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが「阪神・淡路大震災31年」をテーマに授業を行った。若者が震災の記憶と教訓を語り継いでほしい、震災で犠牲になった6434人を忘れないでほしい、と伝えた。 

生徒の感想

サイト朝日新聞・神戸大付属中等教育学校.JPG 新聞を授業に活用するNIEの公開授業が、神戸市東灘区の神戸大学付属中等教育学校であった。家庭科の授業で、3年3組の生徒39人が新聞記事を活用してライフデザインについて考えた。

 授業は昨年12月19日にあった。生徒たちは、新聞記事をもとに、10年刻みの年代ごとのライフイベントと、生じうるリスクについて考え、ワークシートに表現したものを持参した。代表して4人の生徒が発表した。

 将来、医師になって新薬の研究をしたいという後藤捷之介さん(15)は「大学の研究費が少なくなっていることを新聞記事で調べた。新聞は情報を伝えるものというイメージだったが、自分の人生に関わることも書いてあると分かった」と話した。金田理子(さとこ)教諭は「将来したいことを考えるだけでなく、様々なリスクがあることも知って欲しかった」と授業のねらいについて語った。(田口慎太郎)=1月20日付朝日新聞朝刊神戸版

 [写真説明]授業では自分のライフデザインについてグループで発表した=2025年12月19日午前10時56分、神戸市東灘区、田口慎太郎撮影

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                           やさしい日本語研究会.pdf

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阪神・淡路大震災から1月17日で31年になる。大規模災害の記憶や教訓は約30年で風化するという「30年限界説」を越え、若者が阪神・淡路を語り継いでほしい――。そんな思いから1月16日、姫路市飾磨区細江の飾磨中部中学校で出前授業を行った。全校生約280人が参加した。(神戸新聞NIE・NIB推進部シニアアドバイザー 三好正文)

 私は大震災の日、全壊した神戸・三宮の神戸新聞本社で宿直勤務をしていた。地震の少し前、神戸市須磨区の市営住宅で火事があり、一緒に宿直勤務をしていた記者2人が現場へ。2階の社会部で2人が帰ってくるのを待っていた時、震度7が襲ってきた。

 もし6階の宿直室で寝ていたら――。私が寝るベッドは窓ガラスにへばりつくようにあり、外に放り出されていた可能性が高い。人の生死は紙一重だ。

 阪神・淡路では6434人が亡くなった。授業では「人は二度死ぬ」という話をした。一度目は身体の死、二度目の死はみんなの記憶や思い出から消えてしまったときという意味だ。「大震災とその後の仮設住宅での生活の中で、多くの知り合いが亡くなった。一人一人を絶対に忘れない」。

 生徒たちに「そばにいることが当たり前になっている、身近な人を大切にしよう」と呼びかけた。これは先日、同校であった平和学習の出前授業でも1年生に伝えたことだ。繰り返し言いたい。「身近な人を大切にしよう」。

 南海トラフ巨大地震は人ごとではない。兵庫は備えているか――。2024年8月、南海トラフ地震臨時情報が出され、水やトイレを買いに走った人は少なくない。「備えにゴールはない。一つ一つの災害から教訓を学び、命を守ろう」と訴えた。

[写真説明]阪神・淡路大震災31年を前に「命を守ろう」と訴えた出前授業=飾磨中部中学校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

新聞活用し人生のリスクまで考える

 兵庫県神戸市東灘区の神戸大学付属中等教育学校で昨年12月19日、新聞も活用しながら今後の人生を考えるNIE(教育に新聞を)公開授業が開かれた。同県NIE推進協議会(竹内弘明会長)が主催して3年3組の授業が公開され、県内の教諭らが見学に訪れた。

 授業は「ライフデザインをすることができる~これから起きることを予想する・備える~」。約30人の生徒が出席し、家庭科の金田理子教諭が担当した。

 この日の授業では、生徒たちが事前に考えてきたライフデザインを、4人程度のグループに分かれて話し合った。

 ライフデザインは学業・仕事、家庭生活、その他の各項目を20代、30代といった年代ごとに区切り、そのときどのような仕事をしているか、生活面ではどうしているかなどを考えた。さらに現実的に生きるうえで遭遇する可能性があるリスクも考慮。阪神・淡路大震災を経験した金田教諭は「災害に襲われたり犯罪に巻き込まれたりと人生では避けられないリスクがある。新聞記事を調べて様々なリスクにどう備え、立ち直るかも想像してもらった」と話す。

 グループ内でそれぞれのライフデザインを披露し意見を交わし、各グループからひとりずつ、グループ内での意見も参考にしたライフプランを発表。

 20代は大学院まで進学し結婚、60代で山を買う、と話した男子生徒は新聞で調べた情報をもとに「世間の状況が変わっていくので保険は5年おきなど小まめに見直す」。

 これには金田教諭も「いいところに目を付けた。大事なことなので私も気を付けます」とクラスを沸かせた。

 60歳で定年退職するという別の男子生徒は、デンマークでは2040年までに、定年退職年齢を現在の67歳から段階的に70歳に引き上げる法案が可決されたという新聞記事をみつけ「日本にも同じような波がくるかもしれない」と話した。

 別の男子生徒は大学や就職後もすき間時間に研究を重ねて、50代で研究成果をもって起業したいとした。生徒たちからは「どのような研究?」と問われると「社会の役にたつような研究」と具体的な内容にまではまとまっていないようだったが、新聞記事で知った日本の研究費が世界に比べて劣ることを指摘し「世界に向けて役立つ分野の研究を成功させる」と結果で研究費に関する課題を解決するライフデザインを披露した。

 この日は時間が足りなくなり全グループの発表には至らなかったが、授業後の意見交換会で金田教諭は「今後生徒たちが生きていくうえでやはりお金は大事。今の3年生にも銀行員やファイナンシャルプランナーなどからお金の使い方も学んでいってほしいと思っている。さらに生徒たちが親になる、誰かパートナーと一緒に過ごす、そういうことをライフデザインに入れていたことも嬉しく思った」と振り返った。

 今回のライフデザインに関する授業は、多くの生徒がなりたい職業ぐらいまでは考えているが、結婚や自身もいずれ高齢者になることなど先までは考えていないと思われることから企画された。自然災害や火災、さらには闇バイト問題、悪徳商法の被害になることが多い若者の問題など、これからの生徒たちに人生のリスクに向き合ってもらうねらいもあるという。

 同校は1年生(中1)から6年生(高3)までの一貫校で各学年3クラス。「国際的視野を持ち未来を切り拓く真理探究の精神に富んだ『グローバルキャリア人の育成』」を教育目標に掲げている。=新聞情報1月10日付

[写真説明] 神戸大付属中等教育学校の公開授業/グループごとにライフデザインを考える生徒たち/それぞれのライフプランで意見を交わす生徒たち

サイト①神戸大附属中等教育学校の公開授業.JPGサイト②グループごとにライフデザインを考える生徒たち.JPG

サイト③それぞれのライフプランで意見を交わす生徒たち.JPG