卒論やレポート作成に役立てて 流通科学大の新聞活用講座
2024年07月26日
流通科学大学(神戸市西区)と神戸新聞社が連携した新聞活用講座が6~7月に開かれた=記事はこちら。このうち、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた回は、卒論作りやレポート作成に役立つ情報収集の方法や、新聞社の役割などについても話した。
情報収集の方法では、インタビューとアンケート、フィールドワークの大切さを説いた。インタビューの方法では、5W1Hのほか、Which(どちらが)、How much(どのくらい)も質問する▽具体的に聞く、変化を聞く、比較して聞く--などをポイントして挙げた。
新聞社の役割では、信頼できる情報を届ける▽人命と人権を守る--の2つを挙げ、「権力を常に監視することや、犯罪被害者の支援や権利の確立に関わるのはメディアの責務」と強調した。
発生から29年がたつ阪神・淡路大震災についても触れ、「災害が多発する時代、兵庫の地で『災害文化』を育くんでいくことが大切」と話した。
[写真説明]情報収集の方法やまとめ方についても説明した=神戸市西区学園西町3