イチオシ記事を選んで「調べ学習」 明石・中崎小４年
2022年06月08日
新聞から気になる記事を選び、記事の背景や疑問点を調べるワークショップが６月８日、明石市中崎１の中崎小学校であり、４年生55人が参加した。神戸新聞ＮＩＸ推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
児童たちはこの日の本紙朝刊や写真ニュースからイチオシ記事を選んでお互いに紹介。Ａ３判の用紙に貼り付け、記事を選んだ理由やネットで調べたことを書き込んでいった。ほかの児童の用紙には、その児童が選んだ記事へのコメントを書いた。
選ばれた記事は沖縄の日本復帰50年記念式典や、訪日観光再開時のコロナ対策、２００１年、大阪教育大付属池田小の校内児童殺傷事件で長女を亡くした女性が「グリーフケア」のためのライブラリーを開いた話など多岐にわたった。グリーフケアのためのライブラリーの記事を選んだ女子児童は「二度と起こしてはいけない事件だから関心をもった」と話した。
ロシアによるウクライナ侵攻の関連記事や、北朝鮮による弾道ミサイル同時発射などの安全保障の記事を選んだ児童も目立った。
三好アドバイザーは、ウクライナ侵攻や阪神・淡路大震災の記事を例に、新聞の読み方などについて説明。「ウクライナ侵攻では戦争終結に向け、私たちにできることを考えよう」「震災の記憶を若い世代が語り継いでほしい」と呼び掛けた。
[写真説明]イチオシ記事を貼り付け、調べたことを書き込む児童たち＝明石市中崎１、中崎小学校
