新型コロナ報道から~新聞の読み方学ぶ
神戸新聞社が県内各地の小中高校で、新型コロナ報道から新聞の読み方を学ぶ授業を行っている。新型コロナ感染拡大防止のため、オンラインで実施した学校もある。神戸新聞NIX推進部員が本紙朝刊の「新型コロナの国内・県内感染者数」の表を糸口に、新聞の特長である網羅性や一覧性について解説。「有事のライフライン」としての新聞の役割や、SNSにはフェイクニュースも流れる中、情報の裏付けをして記事を書くことなども話している。
1学期は、史上最年少で将棋のタイトルを獲得した藤井聡太棋聖の記事を取り上げ、事実関係を伝える本記と関連記事、「人」欄、棋譜、コラムなど多様な伝え方があることや、記事の書き方、記者の仕事についても説明している。
◆洲本市立鮎原小学校(7月31日、対象・5年生23人) 坂本蒼衣さん「名刺1枚で興味をもった人を取材できる仕事に魅力を感じた。記者になれたらいいな」、辻江皓(あきら)君「『5W1Hが基本』『逆三角形で書いている』などの仕組みを考えながら、新聞を読みたい」
[写真説明]新型コロナ報道の話を聞く児童たち=鮎原小学校
◆養父市立建屋小学校(8月5日、対象・6年生8人) 佐伯優人君「トップ・カタなど新聞の紙面構成がよく分かった。新聞にくわしくなれた」、板戸恵美子さん「きょうの朝刊にコロナ関連の記事が30本以上あることが分かった。日々の新聞を比べながら読みたい」
[写真説明]フェイクニュースについて話を聞く児童たち=建屋小学校
※県立伊川谷高校(2回)、姫路市立豊富小中学校、関西看護医療大学、県立須磨東高校、神戸大学付属小学校,、洲本市立洲浜中学校、姫路市立砥堀小学校、福崎町立田原小学校、尼崎市立南武庫之荘中学校、愛徳学園小学校、神戸市立葺合高校、伊丹市立笹原小学校、県立須磨友が丘高校(2回)、神戸市立小束山小学校、同市立福住小学校、関西学院大学新聞総部、西宮市立西宮高校、三木市立自由が丘中学校、神戸市立淡河中学校、同市立箕谷小学校、姫路市立広畑中学校、県立播磨特別支援学校、三田市立富士中学校、明石市立高丘中学校、尼崎市立長洲小学校、神戸市立千鳥が丘小学校、流通科学大学、神戸市立葺合中学校、同市立美野丘小学校、丹波市立西小学校、神戸市立有馬小学校、神戸市立白川小学校(自宅学習として)、県立伊川谷高校(同)、愛徳学園小学校(同)、神戸市立平野小学校(同)でも同様の授業を行いました。
教員向けとして、神戸市立淡河小学校・同市立淡河好徳幼稚園、愛徳学園小学校、養父市立宿南小学校、兵庫教育大学免許状更新講習でも同様の研修を行いました。
ある日の朝刊から 2021年10月22日、県立播磨特別支援学校でのWSで使用したスライドの一部(10月21日付神戸新聞朝刊1~4面、社会面ほか)がこちら
日本新聞協会NIEサイトにも「コロナの記事を探そう 兵庫県推進協の授業、30回を超える」としてリポートが掲載されています。リポートはこちら