2026年10月アーカイブ

〇県立大付属高校NIE授業 朝日新聞.jpg 新聞6紙を読み比べ、情報の見極め方を学ぶ授業が9月28日、兵庫県上郡町の県立大学付属高校であった。「SNS時代に新聞は本当に必要なのか」をテーマに各紙の総局長らが取材や編集の経験を語り、1年生約140人が信頼できる情報とは何かを考えた。

 新聞を教育に活用してもらう、県NIE推進協議会の記者派遣事業による公共の授業。生徒らは朝日、読売、毎日、産経、日本経済と神戸の6紙を読み比べ、各紙の特徴や違いを話し合った。

 朝日新聞の岡本玄・神戸総局長は地方紙で記者をした経験を振り返り、地方紙は地域の情報をきめ細かく伝えられ、全国紙は他地域や海外の情報を交えて伝えられることが強みだと話した。

 生徒から「はっきりしていない内容を報じることはあるか」「SNSとの違いは」と問われ、「新聞記者は人に会って取材する。事実だと裏付けがとれた内容を報じている」などと説明。うわさや他人から聞いた伝聞情報は精査が必要で、事実と分けて考える必要があると述べた。

 授業を受けた高倉晃太さんは「ネットの情報は速いが、確証はない。それぞれの強みを知り、情報を読み取る力を身に付ける必要があることを学んだ」と話した。(エリアリポーター・伊藤周)

=朝日新聞10月1日付兵庫県版