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 NIE(教育に新聞を)活動を進める兵庫県NIE推進協議会は2025年12月19日(金)10時20分~12時30分、神戸大学附属中等教育学校(神戸市東灘区住吉山手5-11-1)で公開授業を行います。

 今回の授業は、「ライフデザインをすることができる~これから起きることを予想する・備える~」と題して金田理子教諭が3年3組を対象に行います。新聞記事から今現在話題になっていること読み取り、人生の中で起こりうるリスクを予想して、どのようなリスクマネジメントが必要で、レジリエンシーが考えられるかを話し合います。

 終了後には意見交換会を予定しています。

 参加無料。公開授業の詳細は下の案内をクリックしてご覧ください。希望者は2025年12月12日までに、一番下にある申込用紙で申し込んでください。問い合わせは同協議会☎078・362・7054

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2025.12 学校宛 NIE公開授業神戸大学附属中等教育学校案内.pdf 

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 NIE(教育に新聞を)活動を進める兵庫県NIE推進協議会は2025年12月5日(金)13時30分~15時35分、神戸市立鶴甲小学校(神戸市灘区鶴甲2-10-1)で公開授業を行います。

 今回の授業は、「地域の良さを伝えよう」と題して藤岡敦洋教諭が6年2組を対象に行います。「総合的な学習の時間」に6年生が地域に出かけて行き、さまざまな角度から地域の方々にインタビューしてきたことをまとめる内容です。

 終了後には意見交換会を予定しています。

 参加無料。公開授業の詳細は下の案内をクリックしてご覧ください。希望者は2025年11月28日までに、一番下にある申込用紙で申し込んでください。問い合わせは同協議会☎078・362・7054

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2025 HP用 NIE公開授業鶴甲小案内 .pdf  2025 NIE公開授業鶴甲小申込書 .docx 

251201akatukityuu.jpg姫路・あかつき中 神戸新聞アドバイザーが講師に

 「多文化共生」をテーマにした出前授業が12月1日、夜間中学の姫路市立あかつき中学校(同市市之郷町2)であり、ベトナムやフィリピンなどの出身者ら生徒32人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は外国にルーツがあったり、家庭の事情などで十分に義務教育が受けられなかったりした10~90代の生徒が通う。

 多文化共生について、三好アドバイザーは「異なる文化や宗教を認め合い、地域の一員として共に生きること」と説明。「ただ、イスラム教徒の児童は、コーラン(イスラム教の聖典)が禁じる食材が入っている可能性がある学校給食は食べられない。日本人は世界の宗教についてもっと学ぶ必要がある」と強調した。

 日本との生活習慣の違いによるトラブルなどに触れ、「地域での受け入れ体制を整える必要がある」と指摘。人手不足で外国人労働者が急増する現状について「人口が減少する地域がにぎわい、外国人住民の考え方が地域の魅力を高める」「各国の人たちと友情を育むことが世界平和への架け橋になる」と期待をこめた。

 クルド人差別問題や、行政情報や災害情報を外国人が理解しやすい「やさしい日本語」で伝える自治体の動き、多文化主義を進める諸外国の動向なども解説した。

 日本の四季について知ってほしいと、兵庫の秋を伝える新聞記事から気になるものを選び、オリジナル新聞をつくるワークショップも行った。

[写真説明]「秋」をテーマに新聞をつくる生徒=あかつき中学校

 同校からのメッセージ 「秋」を見つける新聞づくりでは、紅葉の写真を選ぶ方が多く、「さわさわ、ザワザワ」の音や、「銀杏(いちょう)、秋」のにおいを感じる表現がありました。また書写山円教寺(姫路市書写)の紅葉で「ライトアップして秋を深く感じる」、魚吹八幡神社(同市網干区宮内)のちょうちん祭りで「威勢の良い掛け声が聞こえる」、竹田城跡(朝来市和田山町竹田)の雲海では「ここは天国?」という書き込みがありました。

 日本の秋の風景を豊かに感じとることができました。とてもいい時間を過ごしました。

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神戸新聞アドバイザーが講師に

 「新聞とどう付き合うか」をテーマにした出前授業が姫路市豊富町御蔭の豊富小中学校であり、5年生59人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 授業では、児童たちが最近気になったニュースを発表。東京デフリンピックの話題やクマ被害、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の活躍、インフルエンザの流行などが挙がった。三好アドバイザーは、選んだニュースを深掘りすることを提案。「調べるとき、ネットのみに頼らず、新聞などから幅広く、信頼できる情報を集めよう」と呼びかけた。

 「ガザ停戦のニュースでも、なぜ戦争が繰り返されるのか、中東の歴史を調べよう」「いま何が起きているか。停戦発効後もイスラエル軍の報復と称する攻撃で、パレスチナ自治区ガザ地区の子どもたちを含む住民らが犠牲になっていることを知ろう」と伝えた。

 新聞の特徴である一覧性や網羅性を知ってもらおうと、紙面から一番大きな数字を探すワークショップも行った。

 授業を受けた小野渓詩朗さん(11)は「将来、新聞記者になりたい。これからも政治など世の中のことを知りたい」と話した。=12月2日付神戸新聞朝刊姫路版

[写真説明]新聞を使った情報の集め方を学んだ出前授業=豊富小中学校

 授業を受けた野本尚良(ましろ)さんの感想「中東の歴史がよく分かった。これからも学びたい」

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神戸新聞元記者が講師に

 日本新聞協会のNIE実践指定校の猪名川町立楊津(ようしん)小学校(同町木津)で、校内での新聞作りのポイントを伝える出前授業があった。県NIE推進協議会の網麻子事務局長が講師を務め、1~3年生15人と4年生3人に新聞記事の特徴や見出しについて教えた。

 1~3年の授業ではまず、子どもたちが神戸新聞社発行の「写真ニュース」から興味や関心のある記事を選んで発表した。網事務局長は、記事の基本は▽いつ▽どこで▽誰が▽何を▽なぜ▽どのように―の「5W1H」で、見出しは10字程度で伝えたいことがひと目で分かるように工夫していると説明した。

 また、一つの新聞に複数の記事を書く場合は、事前にそれぞれの内容を考えることが大切で、記事と見出しと写真はセットだと解説。「生き物を観察し印象に残ったことや、運動会などで楽しかったことを、5W1Hを押さえて分かりやすく、自分の言葉で伝えよう」と語った。=12月2日付神戸新聞朝刊阪神版

[写真説明] 写真ニュースから興味のある記事を探す子どもら=猪名川町木津