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 NIE(教育に新聞を)活動を進める兵庫県NIE推進協議会は2025年12月19日(金)10時20分~12時30分、神戸大学附属中等教育学校(神戸市東灘区住吉山手5-11-1)で公開授業を行います。

 今回の授業は、「ライフデザインをすることができる~これから起きることを予想する・備える~」と題して金田理子教諭が3年3組を対象に行います。新聞記事から今現在話題になっていること読み取り、人生の中で起こりうるリスクを予想して、どのようなリスクマネジメントが必要で、レジリエンシーが考えられるかを話し合います。

 終了後には意見交換会を予定しています。

 参加無料。公開授業の詳細は下の案内をクリックしてご覧ください。希望者は2025年12月12日までに、一番下にある申込用紙で申し込んでください。問い合わせは同協議会☎078・362・7054

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2025.12 学校宛 NIE公開授業神戸大学附属中等教育学校案内.pdf 

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サイト向け山崎高校出前授業.jpg 推進協事務局長が講師に

 山崎高校(宍粟市山崎町加生)で、「情報の整理・まとめ方」をテーマにした出前授業があり、1年生約120人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。県NIE推進協議会の網麻子事務局長が講師を務めた。

 生徒らは「総合的な探究の時間」で、市の特産物や文化、身近な店などについて関わる人を取材し、まとめる地域研究に取り組む。出前授業は、この研究に生かしてもらう狙い。

 網事務局長は、取材や新聞記事の基本は▽いつ▽どこで▽誰が▽何を▽なぜ▽どのように―の「5W1H」で、見出しは「究極の要約」で10字程度などと説明した。

 地域の人へのインタビューは、あらかじめ質問を考え、相手との会話を楽しむと強調。「分かりやすく伝えるため、5W1Hを意識し情報をまとめる。プレゼンテーションの資料作成では、ひと目で内容の分かる見出しを工夫しよう」などと呼びかけた。

 小林楓さん(16)は「パン店のインタビューは、おしゃべりを楽しむつもりでやりたい。相手の答えに対しさらに深く尋ねたりもしたい」と意気込んでいた。=神戸新聞12月13日付朝刊西播版

[写真説明] 情報の整理やまとめ方について伝えた出前授業=山崎高校

 ※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

サイト読売NIE鶴甲小画像.jpg 新聞を教育に活用する「NIE」の公開授業が12月5日、神戸市灘区の市立鶴甲小学校であった。6年児童29人が参加 し、「地域の良さを伝えよう」をテーマにパソコンを使った新聞編集に取り組んだ。

 児童らは4、5人ずつの班に分かれ、「鶴甲の良さ」などについて、地元の老人ホーム職員や住民らに11月に同校でインタビュー。このときの取材内容をもとに、この日は見出しを考え、原稿を執筆した。

 指導した同校の藤岡敦洋教諭は「記事を読みたくなるような見出しを考えて」とアドバイス。児童らは顔をつきあわせて真剣に意見を出し合った。

 今後、それぞれの班で1枚の新聞紙面に仕上げる予定で、森悠香さん(11)は「読みやすいように要約するのは大変だったけど、見出しを考えるのは楽しかった」と笑顔だった。=読売新聞12月6日付朝刊神戸・明石版

[写真説明] 新聞編集に取り組む児童ら(神戸市灘区で)

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地域の魅力どう伝える 鶴甲小児童、新聞製作に挑戦

 教育現場で新聞を活用するNIE(教育に新聞を)活動で、地域で働く人や住民への取材をもとに新聞製作をする公開授業が12月5日、神戸市灘区の鶴甲小学校であった。6年2組の児童29人が地域の魅力や課題を伝えるべく、知恵を出し合った。

 県NIE推進協議会が企画。同校は2023年度から日本新聞協会のNIE実践指定校となり、新聞記事の切り抜きを朝の会で活用したり、身近な人へのインタビューをしたりしてきた。

 今回の題は「地域の良さを伝えよう」。児童は11月に地域の老人ホーム職員や住民に話を聞いた。授業では4、5人の班に分かれ、担任の藤岡敦洋教諭(30)から「取材で印象的だった言葉から見出しを決めて」などと助言をもらいながら取り組んだ。「鶴甲の良いところを保つには」という見出しをつけ、景色が良くて自然豊かである一方、より魅力的な街にするため、店舗をなくさないでほしいなどと率直な思いをまとめた児童もいた。

 森悠香さん(11)は「相手が話す言葉にはどんな思いがあるのかを取材で聞いた。授業では手に取ってもらえる見出しを考えるのが楽しく、他の人と話し合ってまとめることが大切だと分かった」と話した。

 新聞は今年中に完成予定で、地域内での掲示や配布も考えているという。(浮田志保)=神戸新聞12月8日付朝刊神戸版

[写真説明] より良い見出しをつけようと知恵を絞る児童たち=鶴甲小学校

 阪神・淡路大震災の発生から30年が過ぎた。兵庫県NIE推進協議会が震災授業を続けている。30年を過ぎたいまこそ、授業を続ける意味があると感じている。若い世代に記憶と教訓のバトンをつなぐために―。

◆岡山市立福浜中学校(2025年5月12日、対象・2年生208人) 講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら

◆大阪教育大学(2025年5月13日、対象・中国人留学生20人) 講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら ※「わたしの感想NIE」に学生のみなさんの感想を掲載しています。

◆蒼開高校(2025年9月24日、対象・1年生51人) 講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら ※記事の末尾に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

◆滝川第二中学校(2025年12月10日、対象・1年生80人) 講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー 記事はこちら ※記事の末尾に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

◆神戸市立糀台小学校(2025年12月19日、対象・5年生61人)=予定 講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー

◆明石市立藤江小学校(2026年1月15日、対象・6年生約150人)=予定 講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー

◆神戸市立太山寺中学校(2025年1月15日、対象・2年生209人)=予定 講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー

◆姫路市立飾磨中部中学校(2026年1月16日)=予定 日本新聞協会のNIE実践指定校。講師=神戸新聞NIE・NIB推進部・三好正文シニアアドバイザー    

 日本新聞協会は8日、興味のある新聞記事を家族や友達と読んで話し合い、感想や意見を応募する「第16回いっしょに読もう!新聞コンクール」の最優秀賞に、埼玉県の行田市立桜ケ丘小学校5年、篠塚いろはさんら3人を選んだと発表した。

 コンクールは、関心のある記事について自分一人の意見や感想を表明するだけではなく、周囲の人の意見を聞いてより深く考えてもらう狙いで実施。

 国内外の小中学校、高校、高等専門学校の児童生徒から6万1428点が寄せられた。

 兵庫県内からは1686点の応募があり、個人の奨励賞に3人、学校奨励賞に2校が選ばれた。
 県内の入賞は次の通り。(敬称略)

 【奨励賞】三浦千夏(神戸市立湊小5年)中川心春(尼崎市立南武庫之荘中3年)長谷川愛(須磨友が丘高1年)

 【学校奨励賞】尼崎市立南武庫之荘中、北神戸総合高

=神戸新聞12月9日付朝刊ひょうご総合面