目を引く資料とは 武庫川女子大で本紙社員が講座
2024年12月01日
「目を引く資料をつくる」をテーマにした図書館セミナーが11月13日、西宮市池開町の武庫川女子大学附属図書館であり、1年生~大学院生約10人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
プレゼンテーションやポスターセッション時の資料に、インパクトをもたせるには何が必要か―。三好アドバイザーは、スライドの文字は大きく、太く、素材を枠からはみ出させる▽アニメーションを使う▽図表や写真は必ず使う、などを勧めた。
話の展開方法については、序論・本論・結論▽PREP法(要点→理由→具体例→要点)▽DESC法(客観的な事実→主観的な意見→解決策→聞き手に選択させる)―の3パターンを紹介。「冒頭で聞き手に質問したり、衝撃のデータを提示したりするとよい。『この話を聞くと得する』というアピールも効果的」と話した。
卒論やレポートの書き方も説明した。ポイントとして、書き出す前に話を組み立てる▽一つの段落に一つのテーマを入れ、テーマが変われば段落を替える▽より具体的に書くのが大事。ディテール(細部)にもこだわると、文章が正確で豊かになる▽見出しは『問い』ではなく『答え』を書く、などを挙げた。
[写真説明]目を引く資料のつくり方を学ぶ学生たち=武庫川女子大学
※武庫川女子大学サイトの「NEWS」に今回の図書館セミナーの記事が掲載されています。記事はこちら