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神戸 夢のまちでお仕事体験 小中生、経営者や記者に

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  子どもたちが飲食店を経営したり、お仕事したり、買い物したり。子どもの創造性を育もうと2年に1度開催してる体験型のプログラム「ちびっこうべ2024」が3日間、神戸市中央区のデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で行われた。

 今年で7回目。天候に恵まれ、初日から会場には多くの子どもたちがつめかけた。保護者とは受付で別れ、広い会場は子どもだけの「夢のまち」。まずは「市役所」で市民登録。市役所で働く子どもから、通貨「10キート」をもらえば、ゲートをくぐって町へ。

 10の飲食店「ユメミセ」が立ち並び、いいにおいで客を誘う。豚まん、パン店の前では「いらっしゃいませー」と売り子が叫ぶ。店の経営に携わるのは、事前のワークショップに参加した市内の小中学生150人。プロの料理人や建築家、デザイナーのアドバイスを受けながら、店や看板を作り、経費を考えて値段を決めてきた。

 子どもらはおなかがすいたり、欲しいものがあったりしたら警察官、銀行員、病院スタッフなどの「おしごと」をしてキートを稼ぐ。神戸新聞社では「記者」の仕事を体験してもらった。

 南五葉小学校(神戸市北区)4年の戸田凜さん(9)は「知らない子らと仲良くなってパン屋をした。ロゴを決めるのが大変だった」と、店のチラシを手に「楽しい」と声を弾ませた。(鈴木久仁子)=10月31日付朝刊神戸版

 [写真説明] 個性的な店が並ぶ会場。参加者らが通貨「キート」を手に買い物に来る=神戸市中央区小野浜町、デザイン・クリエイティブセンター神戸

子どもたちが作った新聞

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