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政治の季節 関学大生に「主権者教育」の講座

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 1票の意義を考える「主権者教育」の出前講座が10月9日、西宮市上ケ原一番町の関西学院大学であり、新聞総部の部員6人が参加した。兵庫県はこの秋、総選挙、県知事選と続く「政治の季節」を迎える。いま若者に求められるものは何か―。学生たちは、講師の神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーとともに考えた。

 講座で、学生たちは、選挙シミュレーションゲームや投票サポートツールを体験。三好アドバイザーの「若者の投票行動が社会の風向きを変えることがある」という指摘に、ある学生は「若者の低投票率が指摘されるけれど、若者は潜在的な力、ときに一体となる力を秘めいていると思う」と応じた。

 関心のある政治課題についてのグループ討議もあった。学生たちは政治改革▽規制緩和▽外交・安全保障▽拉致問題―など、さまざまな課題を選んだ。政治改革を選んだ学生は「裏金議員に対する処分や対応が甘すぎる」、規制緩和を選んだ学生は「企業活動を活発にするにはいっそうの緩和策が欠かせない」と話した。

 兵庫県知事だった斎藤元彦氏の失職に伴う知事選(10月31日告示、11月17日投開票)についても取り上げた。

[写真説明]関心のある政治課題についてグループ討議する学生たち=関西学院大

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