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「楽しかった思い出」テーマに 神戸・東灘図書館で親子新聞教室

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 家族や友達との「楽しかった思い出」をテーマに、小学生が新聞製作に挑戦する教室が9月29日、神戸市東灘区住吉東町2の市立東灘図書館であり、小学1~6年生10人と父母ら計約20人が参加した。

 広島に住むおばあちゃんと一緒にミシンでクッションを作った、宍粟市のキャンプ場でハート形のピザを焼いた、家族で藤井風のライブに行った、姫路セントラルパークでレッサーパンダにリンゴをあげた―。それぞれのイチオシニュースを紙面化した。

 同図書館が企画した「出張!! 思い出新聞社~親子新聞教室」。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 三好アドバイザーは「その出来事のどんなところが『なぜ』『どのように』楽しかったかを書こう」「トップ記事が大きく見えるよう工夫しよう」と呼びかけた。

 子どもたちはA3用紙に持ち寄った写真を貼り付け、記憶をたどって記事を書いた。写真を10枚近く貼り付けたり(写真をめくると、その下にも写真が...)、書きたいことがたくさんあってA3用紙2枚をつなげたり、バラエティーに富んだ新聞が完成した。

 見出しも目を引いた。7歳の七五三参りで着物を着た児童は着付けが大変だったといい、「うれし苦し七五三」、ボランティアで石川県七尾市の能登島に行った児童はガラス工房でコップを作った体験を「ひのたまで作ったコップ」と見出しにした。

 熊本県阿蘇市の動物園で子グマと触れ合った児童は、その手触りを「真心(まこ)ちゃん(子グマの名前)、ゴワゴワ」と表した。

 今年3月、妹が誕生した児童は、新聞名を「かぞくしんぶん」に、妹が笑った瞬間を切り取った大きな写真を貼り付けた。

[写真㊤]「楽しかった思い出」をテーマに新聞を作る児童=いずれも東灘図書館[写真㊦]阿波踊りに参加、初めてのアルバイトー。書きたいことがいっぱい

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