児童が高齢者にインタビュー、新聞作り挑戦 神戸・東灘
2024年08月05日
神戸市内の児童が高齢者にインタビューして新聞にまとめる取り組みが8月3日、神戸市東灘区甲南町2のコープリビング甲南であり、小学1~5年生7人が参加した。
地域の人の居場所づくりなどのボランティア活動に取り組む、労働者協同組合・甲南げんき村(中村保佑代表理事)が企画。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
三好アドバイザーは「お年寄りを敬う気持ちをもってインタビューすることが大切」と話し、具体的に話を聞くことや、特に興味をもった話に絞って記事を書くことを勧めた。さらに「見出しに取材した人の言葉を入れよう」と呼びかけた。
児童たちは会場で、甲南げんき村で活動する75~81歳の男性3人にインタビュー。ボランティア活動のやりがいや魅力について尋ねたほか、「最近うれしかったこと、困ったことは何ですか」「子どもに戻ったら何をしたいですか」など次々に質問。B4判の用紙に記事を書き、見出しを考え、「○○さん新聞」などと新聞名を付けて紙面を完成させた。
同市立鶴甲小5年の森田塔子さん(10)は「質問したとき、優しく細かく答えてくれてうれしかった。地域活動をたくさんしていてすごいと思った」と話した。
[写真㊤]高齢者にインタビューする児童たち=いずれも神戸市東灘区甲南町2[写真㊨㊦]聞いたことを新聞にまとめる児童たち
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