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「まず、見出しと前文を読もう」 伊丹・天神川小5年、新聞の読み方学ぶ

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 新聞の読み方を学ぶ出前授業が7月17日、伊丹市荒牧南3の天神川小学校であり、5年生111人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、「記事の見出しと前文を読めば物知りになれる」と伝えた。

 三好アドバイザーは「新聞記事の多くは前文に大事なことを書く『逆三角形』スタイルなので、見出しと前文を読めば何のニュースかおおよそ分かる」と話した。さらに、元西播磨県民局長の文書問題など最近の記事を例に「大きなできごとは関連記事が載っていることが多い。そのニュースに興味をもったら、関連記事も読むと詳しく知ることができる」と続けた。

 最近の神戸新聞朝刊1面を紹介しながら「新聞は一目で紙面全体が見られる『一覧性』が特長の一つ。興味のないニュースも目に入るので、不得意分野の情報を簡単に知ることができる」と話した。

 また、「パリ五輪開幕まであと9日。新聞を読んで、兵庫出身のアスリートの活躍ぶりやエピソードを知ってほしい」「アメリカでトランプ前大統領の銃撃事件が起きた。大統領選の動向など、世界のできごとに関心をもとう」と呼びかけた。

[写真説明]新聞の読み方を学ぶ児童たち=伊丹市荒牧南3