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生徒が互いにインタビュー 芦屋・精道中生が質問方法など学ぶ

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 中学生が互いをインタビューして記事にまとめる授業が、芦屋市南宮町の精道中学校であった。1年生226人が参加し、質問の仕方や文章の書き方のこつを学んだ。総合学習の一環で、生徒たちは1学期中に「友達新聞」の作成に取り組む。

 今回の授業では、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが、取材方法を伝授した。三好アドバイザーは「相手のファンという意識で、段取りを決めすぎないで」とアドバイス。具体的に聞く▽変化を聞く▽比較して聞く―などのポイントも伝えた。記事の書き方では、マンネリ表現を避け、より具体的に書く大切さを教えた。

 また、実際に三好アドバイザーが教員にインタビューし、記事にするまでの過程を紹介。その後、生徒たちはペアになり、それぞれの好きな人やものについて、「好きになったきっかけは」「尊敬しているところは」とメモを取りながら質問し合った。

 寺尾有紗さん(12)は「友達が象の絵を描くのが好きだとは知らなかった」と新発見した様子。尾形花乃さん(12)は「会話しながら質問を考えていくのは難しいけど楽しかった」と話していた。(貝原加奈)=6月14日付朝刊阪神版

[写真説明]「好きなことは何ですか」。ペアになり取材し合った生徒=芦屋市南宮町

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