NIEニュース

震災報道の意義や新聞の読み方学ぶ 甲南女子大生

240606kounannjyosidai.jpg 震災報道の意義や新聞の読み方などを学ぶ講座が6月6日、神戸市東灘区森北町6の甲南女子大学であり、新聞論を選択している2、3年生14人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 阪神・淡路大震災の発生から来年1月17日で30年になる。大震災当日、神戸・三宮の神戸新聞本社で宿直勤務だった三好アドバイザーは震度7の瞬間の様子や、当時の震災報道について語った。「災害は記録し教訓を伝えなければならない」「東日本大震災、西日本豪雨、能登半島地震など、災害は一つ一つ様相が異なる。息の長い災害報道を通し、減災が主流となる社会を実現したい」「社会が疲弊している今、迫りくる南海トラフ巨大地震に国や地方が一丸となって備えたい」と強調した。

 新聞の読み方では「先が読めない時代。新聞の読み比べなどを通じ、多様な視点で物事を考える力を養い、自身の価値観を見つけてほしい」と呼びかけた。

新聞の各面を読んでもらおう―と、この日の神戸新聞朝刊から大きな数字を探すワークや、 最近のニュースで気になるものを話し合う時間もあった。

[写真説明]最近気になったニュースを考える学生たち=甲南女子大学

学生の感想 01   学生の感想 02