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情報との向き合い方学ぶ 姫路女学院高で神戸新聞ゼミ始まる

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 姫路女学院高校(姫路市豊沢町)の2024年度土曜講座「リベラルアーツゼミ」の一つ、神戸新聞ゼミが始まった。新聞を活用しながら、世の中の出来事を読み解くメディアリテラシー力の向上を目指す。

 神戸新聞の記者らが講師を務め、「ニュースから 播磨のこと 未来のこと 考えてみよう!」をテーマに1、2年生11人が、18歳選挙権、ジェンダー、防災、地域創生など、社会の諸問題について考えていく。

 全8回で、初回はNIE・NIB推進部の冨居雅人部長が「情報の偏食していませんか?」と題して講義した。ニュースを分かりやすく伝える新聞の仕組みや読み方を紹介。「興味のある情報ばかりに接して知識が偏らないよう、関心の外側を意識しながら多様な視点で情報と向き合って」と解説した。

 当日朝刊から気になる記事を選び、理由や感想を発表し合う時間もあり、特進コース2年の鎌田和子さん(16)は「向き合う情報を部分的にしか見ていないことに気づいた。広い視野で情報と向き合っていきたい」と話していた。=5月30日付朝刊姫路版

[写真説明]朝刊から気になる記事を探す生徒ら=姫路女学院高校