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インタビューのポイント学ぶ 関学大生に本紙社員が講義

240507annseigakuinndi.JPG 新聞記者から取材や記事執筆のノウハウを学ぶ講座が5月7日、西宮市上ケ原一番町の関西学院大学であり、新聞総部の部員12人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 講座は、「関西学院大学新聞」を発行する同部が新入部員が入ったのを機に企画した。三好アドバイザーは「人間の喜怒哀楽を書くことや、社会性のある記事を書くことは一般の新聞と同じ」と強調。「どんどん取材してみよう」と呼びかけた。

 インタビュー取材のポイントとして、下調べはするが、段取りを決めすぎない▽具体的に聞く、変化を聞く、比較して聞く▽雑談を楽しむ―などを挙げた。

 参加した学生同士が「好きなもの」をテーマにインタビューし合い、記事を書くワークショップもあった。三好アドバイザーは「書き出す前に話を組み立て、テーマから目を離さず書くことが大切」「同じ話題は同じ段落に入れるよう心がけたい」と話した。

 次回は、通常の記事の書き方や写真の撮り方、紙面レイアウトのポイントなどについて話す。

[写真説明]お互いにインタビューする学生たち=関西学院大

 2回目の講座は6月4日にあり、新聞総部の部員11人が参加した。前回に続いて三好アドバイザーが講師を務めた。

 三好アドバイザーは「大学新聞を作るのでも、まず、社会の動きを知ることが大切」と話し、各自が気になるニュースを発表し意見交換するワークショップを行った。学生たちは、トヨタなど5社による認証不正問題やトランプ前米大統領をめぐる裁判、袴田巌さんの再審公判、NTTグループによる宇宙ビジネスなどに関心があると発表した。

 三好アドバイザーは、記事の書き方として、具体的に書くことで正確さが担保される▽ディテールを書くことで豊かな記事になる―などと説明。報道写真の撮り方や紙面レイアウトのポイントも伝えた。

 実例を示しながら解説する文章教室では、客観的な文と主観的な文の違いや、情報が不足している体言止め、多用しがちな表現「もの」「こと」のあいまいさ、などを指摘した。記事に見出しを付けるワークもあった。

 次号の「関西学院大学新聞」にどんな話題を取り上げるかについても意見交換した=写真。部員たちは戦後80年を前にして太平洋戦争が同大学に与えた影響や、大学スポーツ、同大学の入試などについて取材したいと発表した。

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学生の感想

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