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メディアリテラシー高めよう 神戸・啓明学院高で土曜講座開始

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 神戸新聞の記者らを講師に、新聞を活用してメディアリテラシーの向上を目指す啓明学院高等学校(神戸市須磨区横尾9)の2024年度土曜講座「情報の風景を変えよう!」が始まった。

 難解な時代を読み解く多様な視点・視座を身に着けるのが狙い。全10 回で「18歳選挙権」「ジェンダー」「防災」などをテーマに、1~3年生15 人が現代社会の難問と向き合っていく。

 初回は「情報の偏食してませんか」と題して、デマにだまされないよう複数の情報に接するなど、偏った情報収集を防ぐ新聞の読み方などについて冨居雅人NIE・NIB推進部長が解説。生徒らは時事問題に挑戦したり、気になる記事について感想を発表し合ったりしながら、日常の情報への関心度を確認した。

 1年生の石割ななかさん(15)は「普段から気になる情報はスクラップするが、偏食気味だと気づいた。多様な視点を意識していたい」と話していた。=5月10日付朝刊神戸版

[写真説明]新聞から気になる記事を選ぶ生徒ら=啓明学院高等学校