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「新聞」を学ぶ 神戸・六甲山小5年 本紙社員が講師に

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 「新聞」について学ぶ出前授業が1月25日、神戸市灘区六甲山町北六甲の六甲山小学校であり、5年生7人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 三好アドバイザーは「取材や記事執筆の基本は『5W1H』を押さえること」と説明。神戸市中心部で開催中の光の祭典「神戸ルミナリエ」の記事から5W1Hを抜き出すワークショップを行った。

 「5W1Hの中で『なぜ(Why)』が大切。なぜ、ルミナリエが開かれるのか。『阪神・淡路大震災で亡くなった方々を追悼し、地震の記憶を次の世代に伝える』という開催意義のくだりがあって記事が成り立つ」と話した。

 さらに、「新聞記事は読者に伝わりやすいよう、結論から書き出す『逆三角形』スタイルを取り入れている。見出しと前文だけ読めば大体の内容が分かる」と解説した。

 「その上で『何を伝えるか』が最も大切。能登半島地震など災害が相次ぐ中、人命と人権を尊重した、より信頼できる情報を届けるのが新聞の役割」と強調した。

[写真説明]新聞ができるまでの工程も学んだ=六甲山小学校

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