NIEニュース

NIEワークショップに挑戦 兵教大生

231221hyougokyouikidai.JPG

 教育現場で新聞を活用するNIEのワークショップ体験講座が12月21日、加東市下久米の兵庫教育大学で開かれ、小学校教諭などを目指し、初等社会科教育法を学ぶ2回生ら34人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 学生たちに小学高学年になった気分で取り組んでもらったワークショップは9つ。教室が盛り上がり、児童の学びにもつながりそうなものをそろえた。

 ワークショップは次の通り。

1、紙面から「師走」の記事を探し、新聞の特長の一つ「網羅性」を実感してもらう
 2、最近のニュースで気になるものを考えるグループワーク。意見交換を通して、他者の関心事を知る
 3、この1年の出来事や流行から「今年の漢字」を考える(京都・清水寺で発表された今年の漢字は「税」)
 4、最近の神戸新聞写真ニュースからイチオシ記事を選ぶグループワーク。みんなが選んだ記事数本を模造紙に貼って新聞を製作する、まわしよみ新聞作りについても紹介
 5、ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年10カ月。関連記事を探し、東西冷戦以降の世界の動きを学び、今、私たちができることを考える
 6、新聞で防災スリッパを作る。災害報道についても学ぶ
 7、新聞の4コマ漫画を正しく並べ直し、「起承転結」を学ぶ
 8、記事に登場する動物が何を考えているか想像して、ふきだしにセリフを入れる
 9、記事の見出しを考える。究極の要約である見出しの付け方を学ぶ

 三好アドバイザーは「NIE活動は教科書と『今』をつなぐ取り組み。先生になったら授業などで新聞を、出前授業などに新聞記者を活用してほしい」と呼びかけた。

[写真㊤]選んだイチオシ記事と選んだ理由を発表する学生たち=兵庫教育大学[写真㊦]ワークショップ8のスライド。ふきだしにセリフを入れよう231221hyougokyoukudaisaito.jpg

 学生の感想 01   学生の感想 02