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広島での校外学習を前に、平和学習 姫路・飾磨中部中1年

 231124sikamatyuubutyu.jpg「平和」について考える授業が11月24日、姫路市飾磨区細江の飾磨中部中学校であり、被爆地広島での校外学習を前にした1年生87人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 校外学習は11月27~29日に予定され、生徒たちは広島平和記念資料館や原爆ドームなどを見学し、語り部から被爆体験を聞く。

 三好アドバイザーは太平洋戦争中のヒロシマ・ナガサキや姫路・神戸空襲、沖縄戦などの惨禍に触れ、「戦争の記憶を世代を超えて語り継ぎたい。それが過ちを繰り返さないことにつながる」と強調した。広島の被爆者について自身が書いたコラムも紹介した。

 さらに、姫路・手柄山に太平洋戦争の空爆死没者約51万人すべてを追悼する慰霊塔がある▽姫路城には戦時中、空襲の被害を免れるため黒い擬装網を掛けていたフックが今も残っている▽広島で被爆した原爆症の患者を最初に診察したのは、姫路市出身の都築正男博士で「原爆症治療の父」と呼ばれる▽沖縄戦で戦死した兵庫出身者約3200人には播磨の人も多かったーなどと説明。「先の大戦を身近なこととしてとらえ直すことが大切」と話した。

 ロシアによるウクライナ侵攻から1年9カ月がたつ。イスラエルとハマスの衝突も予断を許さない。三好アドバイザーは「世界平和の実現に向け、私たちにできることは何か考えよう」と呼びかけた。

[写真説明]姫路空襲の死者は500人以上に上る。県内の戦禍についても学んだ=飾磨中部中学校

 姫路空襲を少年時代に経験し、西播磨の学校などで30年以上語り部活動を続ける黒田権大さん(94)=姫路市=からのメッセージ「戦争は人類最大の罪悪だ。日本は中立主義を保つ平和大国であってほしい。第3次世界大戦にならないよう、世界の中で重要な役目を果たす国であってほしい」

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