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連載記事を書こう 関学大生に本紙社員が講義

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 学生の興味を引く連載記事とは? 新聞連載のテーマ設定やプロットのつくり方を考える講座が10月25日、西宮市上ケ原一番町の関西学院大学であり、新聞総部の部員5人が参加した。部員たちは、同部が発行する「関西学院大学新聞」の新しい連載として、キャンパスのごみ問題を取り上げたり、教授らが薦める本を紹介したりする案などを提案した。

 講師を務めた神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーは、テーマ設定のポイントとして、日ごろの興味関心を振り出しに、社会潮流やトレンドに関連づける▽学生の疑問・悩みの解決につながるものを▽人物の連載は、その人が「キャラが立っているか」がポイントになるーなどと説明した。

 大テーマ、中テーマ、小テーマと絞り込んでいく(例えば、海洋ごみ→プラスチックごみ→マイクロプラスチックの問題、という感じに)▽プロットをつくるときは、テーマをさまざまな分野の事象と関連づけて考える、なども提案。三好アドバイザーは「紙面の定位置に人気の連載があると、読者は確実に増える」と強調した。

 同部の武田裕貴部長は「大学新聞は一般紙より発行頻度が低いため複数号にまたがる記事はあまり書いてこなかった。きょうの講義を生かし、連載に挑戦していきたい」と話した。

[写真説明]連載のメリットは? 意見交換する新聞総部の学生たち=関西学院大学

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