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多様な情報 新聞で知って 西宮今津高校で「読み方」講座

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 「ネット時代の新聞の読み方」をテーマにした講座が10 月19日、西宮市浜甲子園4の西宮今津高校であり、メディア分野を選択する1年生16人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、「戦争や自然災害の記事が新聞に載らない日はない。先が見えない時代に正確で多様な情報を得るには、記事を一覧できる新聞から不得意分野を含めニュースを入手するのが近道」と強調した。

 若者に新聞を読んでもらう工夫や紙の新聞の課題など、事前に生徒から寄せられた質問に答えながら授業を進めた。三好アドバイザーは「皆さんが交流サイト(SNS)で知るニュースは、元々は多くが新聞記事。森羅万象を取り扱い、情報が詳しい新聞をまずは手に取って」と呼びかけた。

 ワークショップでは、本紙朝刊から気になる記事を選んだり、新聞の特長である網羅性を知ってもらうためイスラエル・ハマス衝突の関連記事を探したりした。

 授業を受けた1年の猪熊兼壮(かねあき)さんは「『逆三角形』で書かれる新聞記事は、見出しと前文を読めばおおよその内容が分かるコストパフォーマンスのよい媒体だと分かった」と話していた。=21日付朝刊阪神版

[写真説明]イスラエル・ハマス衝突の関連記事を探す生徒たち=西宮今津高校

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