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思い出詰まった紙面完成 神戸・東灘図書館で親子新聞教室

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 「家族の思い出」をテーマに、小学生らが新聞作りに挑戦する教室が9月23日、神戸市東灘区住吉東町2の市立東灘図書館であり、幼稚園児と小学1~4年生10人と父母ら計20人が参加した。

 家族旅行や旅行のときに乗った新幹線のこと、小学校の創立150周年を記念して風船を飛ばしたこと、六甲アイランドでのプール遊び、但馬での海水浴、各地でのキャンプ、思い出深い卒園式、この夏、長野で親友に再会したこと―。それぞれの体験を紙面化した。

 同図書館と神戸新聞社が共催する「出張!! 思い出新聞社~親子新聞教室」。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 三好アドバイザーは「大切な記憶を紙面にしよう」と呼びかけ、紙面製作のポイントとして、5W1H、特に「なぜ」「どのように」を押さえて記事を書く▽見出しで読み手の興味関心を引く―などを挙げた。

 子どもたちはA3判用紙に持ち寄った写真を貼りつけ、記憶をたどって記事を書き、新聞を完成させた。テーマに合わせて見出しを青や黄色にしたり、写真に吹き出しを付けてセリフを入れたりするなど、子どもたちの工夫が光った。

 この夏、親友と再会したニュースを書いた小学1年の女子児童は、作り上げた新聞をその親友に送ってコメントを書いてもらうという。岡山に家族旅行に行った小学3年の女子児童は、新聞のタイトルを「ももたろう新聞」とした。それぞれの紙面から楽しかった思い出があふれた。

 神戸新聞の号外発行車「めぐる君」が出動。教室の様子を紹介した特別号外を参加者に配った。

[写真説明]「家族の思い出」をテーマに新聞作りが進む=東灘図書館

めぐる君号外