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ニュース通じて社会見つめよう 啓明学院高で土曜講座開講

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 神戸新聞の記者を講師に、新聞を活用しながら社会の諸問題について考える啓明学院高等学校(神戸市須磨区横尾9)の土曜講座「情報の風景を変えよう!」が、5月20日に始まった。

 全10回で、今年は1~3年生の10人が、ジェンダー、18歳成人、防災、人口減少―などの社会問題に取り組み、地域の未来について考える。

 第1回目は、メディアリテラシーの大切さについて、神戸新聞社の冨居雅人教育事業戦略室長が講義。真偽不確かな情報があふれ、正解のない混迷の時代にあっては、確かな情報を得て時代を読み解く力が不可欠―と解説し、「興味のある情報ばかりに接する"情報の偏食"に気をつけながら、常に多様な視点を意識し、複数の情報に接することを忘れないで」と呼びかけた。

 授業後半は、当日の朝刊から関心のある記事を選んで意見発表する時間もあり、核廃絶の展望▽大手自動車メーカーの衝突試験不正▽コラム欄の論旨▽推しのプロ野球チームの連敗―などの記事について、思いを述べ合った。

[写真㊤]朝刊から関心を持った記事を探す生徒ら=いずれも神戸市須磨区横尾9、啓明学院高校[写真㊦]気になった記事について発表!

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