野外活動 体験を新聞に 三木・自由が丘中1年生取り組み
2023年05月19日
「自分の言葉」で記事つづる
野外活動の体験を新聞にまとめる授業が、三木市志染町吉田の自由が丘中学校であった。同中1年生約110人が、神戸新聞NIX推進部シニアアドバイザーの三好正文さんから助言を受け、養父市のハチ高原を訪れた思い出を記事につづった。
「総合的な学習の時間」の一環として5月16日に実施。生徒たちは、9~11日にかけてハチ高原で飯ごう炊さんやキャンプファイアなどを楽しんだ野外活動をテーマに新聞を作った。
三好さんは「一番大切なのはほかの人と違う新聞を作ること。何の記事か直球で心に届く紙面を」と呼びかけた。記事を書くための基本となる「5W1H」や見出しの重要性、紙面の配置についても語り「体験を振り返り自分の言葉にすることが大切」と伝えた。
講義を踏まえて、生徒たちは新聞作りに着手。レイアウトやタイトルを熟考し、資料を見ながら作業を進めていた。
生徒たちは今後、授業などを通して新聞を完成させる予定。岡田惟玖さん(12)は「ちゃんとできるか不安だったけど、作り方の工夫を聞けていい新聞が作れそうと思った」と振り返った。辻口椛さん(12)は「これだけ手間をかけて人の心に届く物を作っていたんだと感じた」と話していた。(長沢伸一)=18日付朝刊三木版
[写真㊤]三好正文シニアアドバイザーの講義を受ける自由が丘中学校の1年生たち=三木市志染町吉田
[写真㊧㊦]野外活動で行ったスタンツを再現[写真㊨㊦]新聞作りに取り組む