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小学生が8業種の仕事体験 「夏休みの思い出」新聞作り 神戸・須磨

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 子どもたちがファッションモデルや歯科衛生士、新聞記者などの仕事に触れる催し「おしごと体験隊」が8月20~21日、神戸市須磨区中落合2の須磨パティオであった。児童らは将来働く姿を想像しながら、真剣な表情で取り組んでいた。

 夏休みの恒例行事として須磨パティオが2013年から企画。小学3~6年計170人が8業種から気になる仕事を選んだ。

 人気を集めたパティシエ部門では、12人が神戸製菓専門学校(神戸市中央区)の講師らの指導で細工菓子作りを体験。アーモンドと砂糖を混ぜてできたマジパンで、ウサギやクマの形を約1時間かけて仕上げた。子どもたちは「できた!」「難しいな」と、目や耳を作る細かい作業に苦戦していた。

 兵庫教育大付属小(加東市)3年の西嶋颯音(かなた)君は「クマがリンゴを食べているみたいにしようと、舌を付けた」と話していた。

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 新聞記者部門では、11人が神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーの指導で新聞作りを体験した。「夏休みの思い出」をテーマに紙面を仕上げた。「人命と人権を守る」など新聞の役割や、新聞記者の仕事についての話も聞いた。

[写真㊤]パティシエの体験で細工菓子を作る参加者ら=いずれも須磨パティオ[写真㊦]見出しを付けたり、レイアウトを考えたり、新聞作りに挑戦する参加者ら

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