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新聞の役割、速筆のコツ...全質問に答えます 須磨学園高で本紙社員が授業

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 新聞の役割から記者になるためのスキル、記事を速く書くコツ、災害報道の実際まで、生徒からの全質問に新聞記者が答える授業が7月20日、神戸市須磨区板宿町3の須磨学園高校であり、1年生約50人が参加した=写真。

 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。生徒からは事前に73の質問が寄せられた。三好アドバイザーは、記者になるためのスキルとして「文章力とコミュニケーション力を磨こう」「最近のニュースを知り、自分の意見を持とう」とアドバイス。「新聞は森羅万象を取り扱う媒体。学生のときに興味のあるものを学べば、それは取材に大いに生かされる」と話した。

 記事を速く書くコツでは、この日の朝刊の記事を示しながら、長文のものは別原稿で対応する▽ビジュアル化を心掛ける▽結論を先に書く「逆三角形」スタイルを徹底する▽10行くらいで改行する―などを挙げた。

 「正確な記事や表現豊かな記事を書くには、マンネリ表現を避けることも大切」として、見た光景や表情を具体的に描写する▽ヒット曲や映画の好きな言葉をまねてみる―などを勧めた。レイアウトのポイントでは「トップ記事が大きく見えるよう工夫する」「紙面の真ん中(ヘソ)に中くらいの目立つ記事や写真を置くと、紙面が引き締まる」などと説明した。

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