SDGs探究 取材のノウハウ学ぶ 神戸・滝川中1年
新聞記者から取材のノウハウを学ぶ授業が6月3日、神戸市須磨区宝田町2の滝川中学校であり、1年生145人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
生徒たちは6月6日、淡路島内にある体験型農場「タネノチカラ」(淡路市野島常盤)のSDGs探究プログラムに参加し、各グループで体験を新聞にまとめる。SDGsは国連が定めた17の持続可能な開発目標で、陸や海の豊かさを守ることも柱の一つになっている。
三好アドバイザーは取材のヒントとして、「5W1H」を押さえる▽「なぜ」と思うことが大切▽話を聞くだけでなく、情景を描写する―などを挙げた。「SDGsを自分ごととして考えよう」「SDGs体験を通じて、淡路島を楽しもう」と呼び掛けた。
[写真㊤]取材のときのメモの取り方について意見交換する生徒たち=滝川中学校
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体験型農場「タネノチカラ」(淡路市)でのSDGs探究プログラムの体験を新聞にまとめようと、滝川中学校(神戸市須磨区)の1年生145人が6月7日、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーから新聞作りのノウハウを教わった。
生徒たちは数人のグループごとに新聞を製作する。探究プログラムでは、火起こしや草刈りなどを体験した。急な雨に見舞われるなど、思い出多い一日となった。
三好アドバイザーは「ほかのグループと違う紙面を作ろう」と呼び掛け、目を引く見出しを付けたり、よりビジュアルな紙面を作ったりすることを提案した。記事の書き方としては、5W1Hを押さえる▽テーマを意識しながら書き進める―などとアドバイス。レイアウトの基本についても説明した。
[写真㊨㊤]「トップニュースを何にするか」を話し合う生徒たち=滝川中学校