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記事通じ社会考える 啓明学院高で土曜講座始まる 神戸

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 神戸新聞の記者らと新聞活用を通じて現代社会について考える講座が5月7日、神戸市須磨区の啓明学院高校で始まった。全学年を対象に年10回開かれる土曜講座の一環。「情報の風景を変えよう!」をテーマに1年間、12人が学びを深める。

 初回は「メディアリテラシー」。神戸新聞教育事業戦略室の冨居雅人室長が、見出し、第1段落など情報を分かりやすく伝える記事の仕組みや読み方、インターネット情報と接する時の注意点などについて解説し、生徒は朝刊を手に耳を傾けた。

 気になる記事を選び、世の中の出来事を自分に引きつけて読み解くワークショップもあった。生徒はそれぞれ自分と記事とを関連付けながら読み込み、気づきや問題点、これからの影響などについて発表し合った。

 今後は、政治やジェンダー、防災・減災などをテーマに、社会の課題やその解決策などを考え、情報発信にも取り組んでいく。

[写真説明]朝刊から気になる記事を選んでワークショップに取り組む生徒ら=神戸市須磨区横尾9