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網羅性・一覧性...新聞の特長を知る体験授業 姫路・朝日中

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 メディアリテラシー(メディアの情報を使いこなす技術)について学ぶ授業が3月11日、姫路市網干区坂出の朝日中学校であり、2年生293人が参加した。生徒たちは、講師の三好正文・神戸新聞NIX推進部シニアアドバイザーとともに、有事(非常時)における情報との向き合い方を考えた。

 授業では、この日の朝刊からロシアのウクライナ侵攻、コロナ禍、発生から11年を迎えた東日本大震災の関連記事を探すワークショップを行った。それぞれ19本、16本、17本を数え、三好アドバイザーは「網羅性と一覧性が新聞の特長。一通りめくれば、全体像が分かってくる」「新聞記事は事実の裏付けをして掲載するので、信頼性が高い」と話した。

 会員制交流サイト(SNS)の功罪にも触れ、「有事にはSNSを通じてフェイクニュースが拡散しやすい。一方で、ウクライナ有事では、SNSがロシアによる言論弾圧への対抗手段になっている」と説明した。

 さらに、「3・11は復興途上の東日本大震災の被災地に思いをはせる日。南海トラフ巨大地震にも備えたい」と強調した。

[写真説明]ウクライナ有事とコロナ禍、東日本大震災の関連記事を探す生徒たち=姫路市網干区坂出、朝日中学校

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 ※この「有事のメディアリテラシー」の授業は、兵庫県NIE推進協議会がNIE(教育に新聞を)活動の一環として取り組んでいます。日本新聞協会NIEサイトにも「ウクライナ侵攻受け 有事の情報見極める出前授業 兵庫県NIE推進協」としてリポートが掲載されています。リポートはこちら