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国連「SDGs」テーマ新聞作り 明石・大久保小 調べ学習重ね発表

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 国連の「SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマに作った新聞の発表会が3月4日、明石市大久保町大久保町の大久保小学校であった。5年生218人がSDGsの17の目標から「飢餓をゼロに」「海の豊かさを守ろう」など、それぞれの関心事を調べ学習し、その成果をまとめた紙面を披露した。

 児童たちは1年間かけてSDGsを学び、学習支援アプリ「ロイロノートスクール」の画面上で新聞を作った。

 発表会はクラスごとに行われ、各自が紙面を紹介。ある児童は、食品ロスを減らす各企業の取り組みを一覧にし、「私にできること」を箇条書きにするなど、分かりやすくまとめた。

 「人々が危ない!!」と見出しを付けたり、写真やグラフを用いたりするなど、目を引く紙面が目立った。

 神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講評。「どの目標も自分ごととしてとらえ、みんなで協力して地球を守ろう」と呼び掛けた。

 瀬川京叶(きょうか)さん(11)は「以前からSDGsに関心があった。気候変動対策として、節電などできることから取り組みたい」と話していた。=7日付朝刊明石版

[写真説明]ロイロノートスクールで作った新聞を紹介する児童=大久保小(撮影・後藤剛)