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ウクライナ有事から「新聞を読む意味」学ぶ 加古川西高生

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 「新聞を読む意味」をテーマにした授業が3月9日、加古川市加古川町本町の加古川西高校であり、1、2年生553人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが、新聞の特長である一覧性・網羅性や、ウクライナ有事を踏まえ、「平和な世界を築く」「人命と人権を守る」など新聞に課せられた役割についてオンラインで話した。=写真

 ロシアによるウクライナ侵攻が始まった翌日の2月25日付本紙朝刊を活用し、ウクライナの関連記事を探すワークショップを行った。記事は1面から政治、国際、経済、スポーツ、社会の各面まで計34本を数え、三好アドバイザーは「見出しと前文を読むだけでもいい。一通りめくれば、全体像が見えてくる」と説明した。

 さらに「日本もロシアへの経済制裁に加わっている。決して『海の向こうの戦争』ではない。戦争終結に向け、わたしたちに何ができるか考えよう」と呼び掛けた。

 有事における会員制交流サイト(SNS)の功罪を指摘。メディアリテラシー(メディアの情報を使いこなす技術)を培うため、新聞各紙を読み比べ、価値判断や主張の違いに触れることも勧めた。

生徒の感想

 ※この「有事のメディアリテラシー」の授業は、兵庫県NIE推進協議会がNIE(教育に新聞を)活動の一環として取り組んでいます。日本新聞協会NIEサイトにも「ウクライナ侵攻受け 有事の情報見極める出前授業 兵庫県NIE推進協」としてリポートが掲載されています。リポートはこちら