新聞記者の仕事とは 西宮・高木北小 本紙社員が授業
2022年02月09日
新聞記者の仕事を知る授業が2月4日、西宮市薬師町7の高木北小学校であり、5年生90人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが新聞記者の役目やインタビュー取材の実際、27年前の阪神・淡路大震災の取材体験などをオンラインで話した。
三好アドバイザーは大震災の日、神戸・三宮にあった神戸新聞本社で宿直勤務だった。震度7の瞬間や被災地の惨状を振り返り、「阪神・淡路を知らない世代が記憶を語り継いでほしい」と呼び掛けた。
記者のやりがいについては「自分の記事がきっかけで社会が動いたり、取材したかった人に会えたりしたとき」、新聞や新聞記者の役目については「人命と人権を守ること」などと話した。
班ごとに、神戸新聞「写真ニュース」の昨年11月~今年2月号からイチオシ記事を選ぶワークショップも行った。三好アドバイザーは「最近のニュースについて友達や家族で話し合ってみよう」と呼び掛けた。
[写真説明]三好アドバイザーのオンライン授業を聞く児童たち=高木北小学校